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【海外発!Breaking News】「俺のDNAが盗まれる」機内で奇妙な発言をして暴れた男、他の乗客に拘束される(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年2月16日 4時0分

これまでもフライト中の機内で騒ぎを起こす乗客や乗務員が問題視されてきたが、このほどアメリカ国内を飛行中の機内で騒ぎを起こした男が身柄を拘束された。男は「後ろの席の女性が、針を使って自分のDNAを盗もうとした」と奇妙な発言をしていたという。『New York Post』『The Mirror』などが伝えている。

今月9日、米ニューヨークのラガーディア空港からフロリダ州オーランドに向かっていたフロンティア航空の1335便で、暴れ出した男が他の乗客らによって身柄を拘束された。男は「DNAが盗まれる」と奇妙な発言をした後「機内の乗客全員を叩きのめす」と脅し始めたそうだ。

『New York Post』によると、男は「こいつらが俺に手を出してくるんだ。俺のDNAを盗むために針を刺そうとしている」と叫び始め、男の後ろの席に座っている子連れの女性を激しく非難したという。その女性の息子は自閉症で、何度か男の席を後ろから突いたりしたようだ。

また乗客のひとりであるサバンナ・フィゲロアさん(Savannah Figueroa)によると、男は「奴らが何をしたいのか知らんが、金のために(DNAを)売ろうとしてるんだろ! 女だろうが子供だろうが関係ない。どっちも殴る! 誰だって関係ないからな。この飛行機に乗ってる全員叩きのめしてやる!」と叫んでいたという。

男が騒ぎ出したため機内には緊張が走り、駆けつけた客室乗務員が「何が問題なのか?」と男に尋ねて声を荒らげないように注意したところ、男はさらに攻撃的な態度を取り始めた。このままでは乗客に危害を加える可能性もあったことから、乗務員は男が操縦席に押し入らないようドアの前に立ち、そして男が窓を壊そうとしたタイミングで搭乗していた警察官を含む乗客らが協力し、彼に飛びかかってベルトや結束バンドを使って男の身柄を拘束した。

サバンナさんは「彼らは、男が操縦席に突進して飛行機を墜落させようとするのではないかと心配していたんだと思います」と当時を振り返っているが、男の脅し文句には「自分の命が無くなるかもしれない」とまで考えて大事な人へ最後のメッセージを送ろうと思っていたそうだ。

その後、同便はノースカロライナ州のローリー・ダーラム国際空港に緊急着陸し、男は降機させられた。そして同便は2時間ほど留まった後に目的地のオーランドへ向かったという。男の身元や薬物の影響下にあったかなどの詳しい状況については伝えられていないようだ。

ちなみに米連邦航空局のデータによると、パンデミック以降は機内で問題を起こす乗客が増加しているとのことだ。2019年には146件の問題が報告されたが、2021年には1099件に増加している。また今年に入ってから米連邦航空局に報告された問題のある乗客は394件にも上り、うち225件がマスクの使用に関係しているという。

-Emergency landing in North Carolina on Frontier Flight F9 1335-Citizens arrest -Guy started flipping out saying the lady behind him was sticking him with needle to steal dna-Said he’d smack every mf on this plane -Threatened a baby -Said he’d kill everyone on this plane pic.twitter.com/0kYiDYMlod— GOTC (@GOTC86994727) February 10, 2022

画像は『New York Post 2022年2月10日付「Frontier passenger accuses woman of sticking him with needle to steal DNA」(Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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