Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】ホームセンターで半額の約1800円で買った植物 50倍の価値があるものと判明し大興奮(英)

TechinsightJapan 2022年2月19日 7時0分

このほど観葉植物好きのカップルが、ホームセンターで半額の12ポンド(約1800円)で売られていた植物を購入したところ、50倍の600ポンド(約94000円)で販売できる珍しい植物であることが判明した。掘り出し物を見つけたカップルは『The Sun』のインタビューに応じ、「宝くじが当たったみたい」とその喜びを明かしている。

イギリス在住のハリー・ラングスタッフさん(Harry Langstaff)とエイミー・ビッファさん(Amy Biffa)は、ハンドメイド作品などを販売するオンラインショッピングサイト「Etsy」で自分たちのページ「ThePlantCouple」を設置し、そこで観葉植物を販売している。ある日、地元のホームセンター「B&Q」で買い物をしていた際に1つの観葉植物が2人の目に留まった。

その植物の元の値段は24ポンド(約3700円)だったが、半額の12ポンド(約1800円)で販売されていた。普通の観葉植物として売られていたのだが、ハリーさんらはすぐにこの植物が非常に珍しいものであると察したという。

「この植物を見てとても信じられず、思わず2人で顔を見合わせましたよ」と当時の心境を英メディア『The Sun』に明かしたハリーさんは、「恐らく店員は葉が黄色くなったのを見て、この植物が病気になって枯れ始めたのだと勘違いして値引きしたのだと思います」と説明した。

ハリーさんたちによると、この植物は観葉植物モンステラの一種である「Aurea marmorata」とのことだ。葉に白色や黄色の模様がある“斑入り”と呼ばれるモンステラは市場に出回ることが少ないため希少価値が高くなるそうで、葉の模様がくっきりと半分で白色と緑色に分かれているものであれば1株2000ポンド(約31万3000円)の値段が付くこともあるという。

先月にも2000ポンド相当の価値がある珍しいモンステラを、今回と同様に病気になって葉が変色してしまったと勘違いしたホームセンターのスタッフがたった4ポンド(約620円)で販売してしまったというニュースも話題になっていた。こうしたことからも、素人目でこの貴重な植物を見分けるのはとても難しいことが分かる。

ハリーさんによると、珍しい植物なのか病気になってしまった植物なのかを判断するためには、鉢から生えている茎に白色や黄色があるかを確認する必要があるという。それを確認した上で単なる病気で無いことを確定させるために、同じような模様を持つ葉が生えるまで待たなければならないそうだ。

また葉の色が薄い希少種は光を取り込みにくいため、弱ってしまうことも多いという。水はけの良い土に植え替えて、十分な湿度と光を保つなど丁寧な世話が必要になる。

販売スタッフの判断ミスがあることを知っていたハリーさんらは自分たちのショップで販売するために、ホームセンターへ行った際には珍しい植物が安く売られていないか目を凝らしていたという。そして昨年12月に、今回の掘り出し物を発見したのだ。

「今回の植物を見つけた私たちは急いで茎の色を確認してひったくるようにして運ぶと、まるで自分の子どものように後部座席に置いてシートベルトで固定しました。」

そう明かしたハリーさんたちはこのモンステラを大事に扱っていたものの植物自体の状態が悪く、最初はここまで貴重なものだとは思っていなかったという。購入してから数週間後に新しい葉が生え始めてから、その貴重さに気がついたそうだ。



今回ハリーさんたちが手に入れたモンステラは、1株で600ポンド(約94000円)相当の価値があるとみられている。しかしモンステラは葉を1枚ずつ販売できるそうで、ハリーさんは葉1枚につき170ポンド(約26000円)で販売しようと計画している。

ハリーさんは「観葉植物を集めている人にとっては宝くじが当たったようなものですよ」とコメントしており、これからの販売に期待が高まっているようだ。

ちなみに過去にも、価値がないと思って手に入れたものが思わぬお宝に化けるといった幸運な出来事があった。がらくた市で買った1400円の指輪がオークションで9330万円の落札価格になったり、20円で購入したスプーンが中世ヨーロッパのものと判明しオークションにて29万円で落札されたケースも話題を呼んでいた。

画像は『The Sun 2022年2月15日付「MONEY GROWS ON TREES I bought a B&Q plant for just £12 - its leaves are worth £170 EACH after we realised it was actually a rare shrub」(Credit: Harry Langstaff)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

この記事の関連ニュース