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【エンタがビタミン♪】青木さやかが救われたさまぁ~ずの言葉 「青木は理由なく怒る人間じゃない」とスタッフに注意

TechinsightJapan 2022年2月18日 13時30分

16日放送の『お笑い実力刃』(テレビ朝日系)“ピリ辛女性ピン芸人SP”に、2000年代前半に活躍した青木さやか(48)がVTR出演した。冠番組を持ち、司会業や女優業にも進出。CDデビューも果たし、2005年4月に発売した写真集は初版2万部が3日で完売するなど、青木はこれまでの女芸人とは格が違う売れっ子ぶりを発揮していた。しかし当時は“どこでも毒を吐くキレキャラ”のイメージや、容姿や年齢でいじられることに大きな抵抗があったという。

青木さやかは大学卒業後に中京圏でフリーアナウンサーとして活動していたが、深夜番組への出演をきっかけにお笑いに転身し1996年にデビューした。しばらく売れない時期が続いたが上京後、2003年1月からワタナベエンターテインメント所属となり、同年に「どこ見てんのよ!」のキレキャラで大ブレイクする。

タレントのイモトアヤコ(36)は青木に憧れ、彼女と同じワタナベエンターテインメントを選んだと話している。イモトだけでなく青木を慕うワタナベエンターテインメント所属の女芸人は多く、毎年彼女の誕生日を集まって祝ってきたものだ。しかし青木は2017年と2019年に肺がんに罹患し、2度の手術を受けた。近年は病と闘いながら、舞台を中心とした女優業と小学生の娘の子育てを両立しながら頑張っている。



そんな青木は上京後にライブ活動を続けていた頃、当時3人トリオだったサンドウィッチマンとよく一緒になっていたという。その後、ワタナベエンターテインメントの社長にスカウトされ、バラエティ番組に出演するようになった青木は「男に負けたくない」「味方は女、男は全員敵」と心に決め、芸を磨いていった。当時の青木は“自意識過剰で被害者意識がすごく強かった”といい、「どこ見てんのよ!」と食ってかかるギャグは「男の人はいつも胸元を見ている」と思っていたことから、考え出したフレーズだった。これが決め台詞のようになった青木は、いつしか毒舌のキレキャラというイメージが定着。さらに30代に入っていた彼女を当時は年齢や容姿でいじられることが多く、どんなにウケても「全然、嬉しくなかった」「そういういじり方はして欲しくなかった」と表情を曇らせた。なにより「いじって頂いてありがとうございました」と、先輩の芸人の楽屋に挨拶に行くのが青木はたまらなく辛かったそうだ。

人気が出れば出るほど自分の芸風に悩んでいたという青木が救われたのは、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』で共演していたさまぁ~ずの言葉だった。放送では青木がキレている場面ばかりが使われており、何に彼女が怒っているのかが省かれていた。それに気付いたさまぁ~ずが「青木は理由なく、怒る人間じゃない」「だからもう少し、ちゃんと編集してあげて」とスタッフに注意してくれたことが、本当に嬉しかったそうだ。女芸人として一時代を築いた青木さやかだが、未だに“毒舌でキレキャラ”という当時のイメージにわだかまりを感じ、割り切れない思いを抱えているようである。

画像2枚目は『Aoki Sayaka 2021年9月29日付Instagram「今です!今でしょ!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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