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【海外発!Breaking News】2頭のボブキャットが恋に落ちる“魔法の瞬間”をカメラが捉える(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年2月27日 21時0分

米アリゾナ州に本部を置く非営利団体「生物多様性センター(Center for Biological Diversity)」が現地時間2月14日、SNSにボブキャットの求愛の瞬間を捉えた動画をシェアして注目された。バレンタインデーを象徴するかのような映像は今月19日、『The Dodo』が「2頭が恋に落ちた“魔法の瞬間”」として伝えている。

米コロラド州ボールダー郡ライオンズの町の北西に住む生物学の元教師ロビン・スローンさん(Robyn Sloan)は2020年1月29日、自宅近くで貴重なボブキャットの求愛行動の撮影に成功した。「近隣に生息する動物たちの生態を知りたい」と動物の熱を感知して自動撮影するトレイルカメラを設置したところ、珍しい“魔法の瞬間”を捉えたという。

動画では2頭のボブキャットがうなり声を上げながらゆっくりと歩み寄る姿が映し出されており、身体一つ分離れた場所で立ち止まると前を向いたままの状態でうなり続けている。その声は発情期のネコに凄みをきかせたようで、かなりのインパクトがある。

ロビンさんによると、向かって左手のグレーの被毛の個体がメス、茶色の被毛で後姿を見せているのがオスだそうで、2頭がお互いを意識しながら声を上げているのがよく分かる。

そして少し経つと、2頭は顔を近づけたり離したりしてさらに声量を上げており、相手が自分のパートナーとして相応しいかどうかを見極めているようだ。この時には2頭とも相手の目を見つめており、オスが尻尾の先を小刻みに動かす様子も映し出されている。



ロビンさんは『The Dodo』に「目の前で起きていることが信じられませんでした。カメラを設置した場所が良かったのでしょう。私はとてもラッキーでした」と語ると、このように続けた。

「カメラはタイマーがセットされていたため、その後の2頭のロマンスを録画することはできなかったのですが、きっとメスはオスの声が気に入ったのでしょう。あの後2頭は交尾し、メスは約2か月後に赤ちゃんを産んだものと思われます。もしメスがオスを気に入らない場合は、オスの顔を引っ搔いていたでしょうからね。」

ちなみに『Smithsonian’s National Zoo』によると、ボブキャットは通常単独で行動し、糞尿などでマーキングをし縄張りを持つ。オスは複数のメスと交尾して子育ては行わず、メスは一度に平均2~4匹を出産する。子供の授乳期間は2か月で、その後3~5か月を母親と一緒に過ごすと独立し、メスは約1年で、オスは約2年で性成熟するという。

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画像は『CenterforBiologicalDiversity 2022年2月15日付Instagram「#ValentinesDay, bobcat-style」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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