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【海外発!Breaking News】深夜3時に現れた訪問者 住宅街を大量の牛が練り歩く(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年3月1日 21時0分

米ジョージア州の住宅街で、玄関前に設置された防犯カメラが驚きの訪問者の姿を捉えた。深夜3時の静まり返った街に現れたのは、なんと牛の大群だった。数十頭はいるとみられるこの牛たちは朝方になると元の酪農場に戻ったそうだが、なぜ牛が街中を歩いていたのかその原因は未だ分かっていないという。『Patch』などが伝えている。

米ジョージア州ワーナーロビンズ在住のアリーシャさん(Alisha)は1月のある日の深夜、携帯電話のアラームが鳴って目が覚めた。アリーシャさんは自宅玄関にホームセキュリティ会社「Ring」が提供する防犯カメラ機能付きのドアベルを設置しており、モーションセンサーが訪問者などの動きを感知すると音声とビデオ録画が開始され、携帯に通知が届く仕組みになっている。

しかし時刻は午前3時であり、誰かが訪ねてきたとは思えない。「空き巣がやって来たのでは?」と思い、緊張が走ったアリーシャさんは意を決して携帯に映し出された映像を確認した。するとそこには人の姿ではなく大きな牛が映っている奇妙な光景が広がっていた。

防犯カメラが捉えた映像には、1頭の牛がアリーシャさんの家に近づき防犯カメラを舐め、大きく口を開けてカメラを食べようとしている姿が映っていた。牛の姿を捉えた防犯カメラは訪問者が来たと勘違いし、アリーシャさんの携帯に通知を送ったのだった。この牛の後ろには多数の牛が悠々と住宅街を闊歩する様子が映っており、何十頭もの牛が街中に現れたことがうかがえる。

この映像を捉えた約3週間前に引っ越してきたばかりだったアリーシャさんは「1頭の牛がカメラを食べようとしていましたが、カメラはしっかりと固定されていたので牛は諦めて他の牛たちと一緒に草を食べることにしたようです」と明かした。

また被害について「牛たちはまだ新しいうちの庭を破壊し、茂みの草を食べて行きました。牛が歩いたせいで芝生に穴が空き、可愛い牛の糞も落ちていましたよ」と説明したが「修復可能なレベルです」とも話しており、今回の事態は怒るほどではなかったという。



さらに今回の映像はカメラを設置してから初めて捉えたものだったそうで、アリーシャさんは「衝撃的なほど素晴らしい」と今回のユニークな出来事を楽しんでいたようだ。

米国農務省によるとジョージア州には100万頭以上の牛がおり、アリーシャさんの住むワーナーロビンズにもいくつかの酪農場があるが、アリーシャさん曰く牛が街中を歩いている光景は今回が初めてのことという。2マイル(約3.2キロ)ほど離れた酪農場から逃げ出した今回の牛たちは無事に飼い主のもとへ帰されたそうだが、なぜ牛が酪農場から逃げることができたのか、その原因については未だ明らかになっていない。

なおRing社の防犯カメラ付きドアベルはアメリカの多くの家庭で用いられていることもあり、予想外のシーンを捉えることも多い。過去には深夜にカメラの前に現れたエイリアンのような姿のナメクジを捉えたり、花火に驚いて逃げ出してしまった愛犬が深夜3時に玄関ベルを鳴らして帰宅した姿を捉えた動画も話題を呼んでいた。



画像は『Patch 2022年2月24日付「‘Bandit’ Cows Invade Georgia Neighborhood: Video」(USA TODAY)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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