Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】ロデオで雄牛に振り落とされた息子を体を張って守った父に“ヒーロー”の声(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年3月2日 7時0分

ロデオ競技の最中に、暴れる雄牛から息子が振り落とされた姿を見た父親は、体を張って息子を守った。当時の様子を捉えた動画はSNSでシェアされ、大きな反響を呼んで拡散した。心に迫るニュースを『New York Post』などが伝えている。

米テキサス州ベル郡ベルトンにあるベル郡エクスポセンター(Bell County Expo Center)で2月12日、「ブルライディング」のイベントが行われた。ブルライディングとはロデオ競技の一つで、ライダーが片手を上げながら暴れる雄牛に8秒間乗り、ライディング技術や雄牛の暴れ具合によって点数が付けられる。

18歳のコーディ・フックスさん(Cody Hooks)も競技に参加した一人で、ゲートから登場して3秒後、後ろ足を大きく跳ね上げた雄牛から落下しそのまま意識を失った。

当時の様子を捉えた動画では、ライダーを失った雄牛が興奮したままアリーナをグルグルと回転しており、牛の気を引く仕事をする“ブルファイター(bullfighter)”に襲いかかるのが見て取れる。

そして約10秒後、倒れたままのコーディさんのそばには父ランディスさん(Landis)が駆けつけ、雄牛に目をやりながら息子の様子をチェックしている。しかし勢いが止まらない雄牛は、親子のすぐそばまでやってくると攻撃態勢に入った。

その直後、ランディスさんはコーディさんの上に素早く覆い被さって体を抱きしめ、頭を低くして突撃してきた雄牛から息子を守った。

この動画は翌日、コーディさんがInstagramに「父がいなかったら、もっと酷いことになっていたかもしれない」と感謝のコメントを添えて投稿しており、ランディスさんを“ヒーロー”と称える声が多数寄せられた。

ロデオに使われる雄牛は通常、体重が約453~907キロ(1000~2000ポンド)にもなるそうで、目の前で親子の様子を見ていたという「ベル郡・ロデオ・コミュニティ(Bell County Rodeo Committee)」のティナ・バトラーさん(Tina Butler)は、当時の様子をこのように振り返った。

「父親が身を挺して息子を守ろうとするのを見た時には、心臓が止まるかと思いました。あんな光景を目にすることは滅多にないですからね。」

「親子を襲ったのは“トゥイズラー(Twizler)”という名の雄牛で、幸いなことに頭で親子を押しただけで、角で突き刺すことはありませんでした。」

「親子はかすり傷程度で済んでおり、この結果には非常に安堵しているところです。」



なおブルライディングは最も危険な競技のひとつと言われ、大怪我をしたり命を落とすことも珍しくない。ティナさんは、アリーナにはライダーの安全確保のためのブルファイター2人のほか、乗馬したまま待機し雄牛を取り押さえたりライダーを救い上げたりする“ピックアップ・マン(pickup man)”3人がいたことを指摘しており、動画ではロープを振り回しながらトゥイズラーに近づく2人のピックアップ・マンが映し出されている。

ちなみに昨年10月にはインドで、犬を虐待していた男に牛が猛アタックする様子が捉えられ、「これはカルマ」と話題となった。

この投稿をInstagramで見る Cody Hooks(@cody__hooks)がシェアした投稿

画像は『Cody Hooks 2022年2月14日付Instagram「Not one to post falling off」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

この記事の関連ニュース