Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】結婚式のためにローンを組んだ女性 式場の閉鎖をFacebookで知り大ショック(英)

TechinsightJapan 2022年3月18日 5時0分

結婚式を来年に挙げる予定だったイギリス在住のカップルが先月、会場となるホテルの閉鎖をFacebookで知った。理想の式場を探してイギリス国内を探し回ったという2人は当初、2020年に式を執り行う予定だった。しかしパンデミックの影響で2度延期となり、2023年4月に変更したという。そして先日、会場の住所を確認するためにFacebookを見たところ、すでにホテルは売却済みで閉鎖したことが明らかになった。カップルは「閉鎖について何の予告もなかったし、返金されるかどうかも分からない」と途方に暮れている。『Manchester Evening News』『The Mirror』などが伝えた。

英マンチェスターのアザートンに暮らすジェイド・ホワイトさん(Jade White、29)と婚約者のアダム・フリットクロフトさん(Adam Flitcroft、30)は今から4年前に結婚式場を予約した。

当初は2020年7月4日にランカシャー州チャーノックリチャードにある「パークホールホテル(Park Hall Hotel)」で式を執り行う予定だったが、パンデミックの影響で2度も延期になってしまったという。そして昨年にはジェイドさんが第2子を出産したこともあり、最終的には2023年4月29日に変更したそうだ。

だが先月、2人は式場が閉鎖したことをFacebookで知った。ジェイドさんはその時のことをこのように振り返っている。

「2月13日のことでした。予約していたメイクアップアーティストから会場の住所を確認する電話があって、パークホールホテルのFacebookページを確認しました。するとすでに売却されて2月7日に閉鎖したと書かれていて…。電話をかけてもつながらず、地元でも同じようなことが報道されているのを見てパニックになりました。本当にショックで、あまりに泣きすぎた私はアダムに何が起きたのかさえ話すことができなかったんです。」

「私たちは理想の式場を見つけるため国内を探し回って、4年前からそのホテルを予約をしていて。あの頃は引越しや出産が重なって物入りだったので、結婚式の費用をまかなうために1万ポンド(約156万円)のローンを組みました。その日のためにドレスや指輪を買ったり、ケーキを注文したり、招待状を送る準備をしてきたのに…お金を取り戻せるかどうか分からないし、結婚式ができないことをゲストにどう伝えたらいいのかも分かりません。夢だった結婚式が台無しになりました。」

電話の他に連絡手段がなかったというジェイドさんは、会場宛てにメールを送り回答を求めたところ、翌日に会場の管理者と思われる人物から返信があったそうだ。

そこには「請求書と銀行の支払い明細書をホテルの経営陣にメールで送る必要がある」と書かれていたそうで、ジェイドさんはその通りにした。それにもかかわらず未だに誰からも連絡がなく、何の反応もないという。



ジェイドさんは今の心境を次のように吐露した。

「この事実を知った時はショックだったし動揺しましたが、もう泣きたくありません。私たちの結婚式がキャンセルされたことを受け入れて、前に進まなければなりません。でも返金されないのは非常に困ります。すでに支払っている4250ポンド(約66万円)と式の日取りを2回変更するために払った350ポンド(約5万5000円)を失うなんて…。わざわざローンまで組んでお金を捻出したというのに、本当に辛いです。」

「この式場を見つけた時、とてもワクワクしたのを覚えています。そしてホテルに足を踏み入れた瞬間、ここが運命の場所だと思いました。3度目の正直で、今度こそ式を挙げられると思っていたのに…もう運が悪いとしか言いようがないです。あんなに素敵な会場はもう見つからないでしょうね。」

同ホテルが予告なしに閉鎖したことを受け、以前経営に携わっていた「ベストウエスタン・グループ(Best Western group)」は調査に乗り出したが、広報担当者はメディアに対し「当グループはパークホールホテルが閉鎖された時、所有および運営もしていないため、運営上の決定には関与していない」との声明を発表している。

画像は『Manchester Evening News 2022年3月14日付「Devastated bride-to-be finds out her dream wedding is cancelled after logging onto Facebook」(Image: Jade White / SWNS)(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

この記事の関連ニュース