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【海外発!Breaking News】ダウン症のカップル「お互い一目惚れだった」 出会いから8年後に結婚式を挙げる(英)

TechinsightJapan 2022年3月23日 6時0分

昨年6月、イギリスで暮らすダウン症のカップルが結婚式を挙げた。2人が出会ったのは2013年のことで、お互いに一目惚れだったという。家族の前で最愛の人と誓いの言葉を交わすことが夢だった新婦と、人生を一緒に過ごせる人との出会いを望んでいた新郎。そんな2人が婚約したのは今から5年ほど前だが、パンデミックの影響により何度も式は延期され、昨年ようやく執り行うことができた。そんな夫妻は今年、結婚式に参加できなかった家族や友人らを招いて披露宴を行う予定という。『The Mirror』が伝えた。

英チェシャー州ランコーンに住むダウン症のカップル、アンドリュー・テイラー・ジョーンズさん(Andrew Taylor Jones、43)と妻のリアさん(Leah、39)は昨年6月、デアズベリーのオール・セインツ教会(All Saints Church)で挙式した。

過去には同じジムに通い、体操の大会に参加したりと何度もすれ違っていたこともあった2人だが、実際に出会い、お互いが運命の相手だと気づいたのは2013年のことだったという。

リアさんはアンドリューさんとの出会いをこのように振り返った。

「若い頃は少し恥ずかしがり屋だった私ですが、家族の前で最愛の人と結婚式を挙げるのが夢でした。アンドリューに出会った時、私はすぐに彼のことが好きになりました。いわゆる一目惚れですね。友人にも彼はとても素敵で私の運命の人だと伝えましたから。初めてデートに誘われた時は、少し考える時間が欲しかったので断りましたが、もう一度誘われた時にはイエスと答えました。愛する人との出会いは最高で、私は親友でもある彼と一緒に年を取りたいと思いました。」

一方のアンドリューさんも彼女に一目惚れだったそうで、当時のことをこう明かしている。

「長い間独身だった私は、残りの人生を一緒に過ごせる特別な人との出会いを望んでいました。そしてリアに出会った瞬間、この人だと思ったんです。これは運命だと。彼女とはこれまで何度もすれ違ってきましたが、今度こそ逃してはならないと思いました。運命の人はすぐそばにいるのです。」

そして今から約5年前、自身の38歳の誕生日にリアさんにプロポーズしたアンドリューさんは「リアにプロポーズした時、彼女がイエスと言ってくれること以上にこの世で望んでいたことはありませんでした」と語った。

2人の結婚式はパンデミックの影響で何度も延期となったのち、昨年6月に執り行われた。式ではアンドリューさんとリアさんがそれぞれ気に入った曲を流し、28人のゲストが2人の門出を祝福したという。



リアさんの母親スーさん(Sue)は娘の夢が叶ったことを喜び、このように述べた。

「私たち夫婦はリアが生まれた時から兄たちと同じように何でもできるようになってほしいと思っていました。だから恋愛をすることは娘が望んでいたことであり、私たちが常に望んでいたことでした。私は以前からリアが恋愛に憧れている話を聞いてきました。これまで何人かとの出会いはありましたが、上手くいかなかったようで…娘には『運命の人はきっと近くにいるよ』と話していたんです。」

「ずっと特別な人を見つけたいと思っていたリアは、恋愛に縁がない人たちをマッチングする番組『The Undateables』に応募しようと思っていたんですよ。そんな時、娘が自身の経験から立ち上げた学習障害のある人たちを支援する『Positive You(ポジティブ・ユー)』のアート制作プログラムのグループにアンドリューが入ってきたんです。2人は出会った時から本当に仲が良かったのでとても嬉しく思っています。」



そんな夫妻は今年、結婚式に参加できなかった家族や友人など100人以上のゲストを招いて披露宴を行う予定だという。

画像は『The Mirror 2022年3月17日付「EXCLUSIVE: Couple with Down’s syndrome who fell in love at first sight enjoy emotional wedding」(Image: Wes Simpson Photographer)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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