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【エンタがビタミン♪】益若つばさ、ネットの誹謗中傷で「外を歩くのも怖くなった」 自身は「自分の言葉を玄関に貼っても恥ずかしくないか」を基準に

TechinsightJapan 2022年3月26日 17時50分

モデルの益若つばさ(36)が25日、J:COM主催の配信特別番組『今こそ考えたい、ネットライフを充実させるためのマナー』に出演した。益若には今春中学2年生になる息子がいるが、SNSに興味を持つ年頃の息子に対する親としての方針や、自身も10代の頃にネットでの誹謗中傷に悩まされた経験を明かした。

10代の頃にネットを通じて誹謗中傷を受けていたという益若つばさは「正直死にたいと思いましたよ」と当時の心境を吐露。「ネットというものに何も触れてきてこなかったのに、まったく見ず知らずの誰だか分からない人から『死ね』『ブス』『気持ち悪い』など人生で言われたくないたくさんの言葉を経験しました」と振り返る。当時は「外を歩くのも怖くなった」そうで、身近な人たちも実は自分のことを嫌いなのではないか―と疑心暗鬼になったこともあるという。



益若は「今は言われて強くなったから乗り越えられていますけど…」と自身の経験から「『ネットはあくまでネット』と割り切ってないと、子供だけでなく大人の方も傷つくことは多いと思う」と述べて、「書く側も受け取り方も考えていかないと苦労することも多そうですよね」とコメントした。



MCのお笑いコンビ・なすなかにしの那須晃行が「(相手に)どう伝わるか、どう受け止められるかちゃんとイメージすることが大切なんですね」と口にすると、益若は「SNSでは単純なつぶやきでも世界に発信される」ことからSNSを利用する際に「自分の言葉が今住んでいる家の玄関に貼っても恥ずかしくないか」を基準にしているという。たとえば不倫など世間的に責められる人への「言動がきつい」と益若は常日頃感じているそうで、「それを子供が見てしまうと大人もこんなことをしているんだから子供もしていいと勘違いしてしまう。傷つける言葉を使ってはいけないと分かっていかないと…」と危惧する。



今春中学2年生になる益若の息子は寮生活のため、益若とはスマホでコミュニケーションを取ることが多いそうだ。SNSについて益若は息子に「デメリットをめちゃくちゃ言っているんですね。でもそのデメリットを踏まえてでも自分にメリットがあったり、楽しみたいと思えるようになったらSNSをやっていいと伝えています」というが、息子は「ちょっと怖い」そうでSNSで発信することはせず、大好きな犬の投稿を見るために閲覧専門で利用しているという。「親としてデメリットを全部言う。子供を止めはせず『自分で選択して』と言う」と何事も親として情報は与えるが子供に判断をさせる方針を明かした。



番組には講師として情報リテラシーアドバイザーの粟津千草さんも出演したが、粟津さんが「ZAQあんしんネット教室」(J:COM主催)で学校を訪れて“子供たちのネット三大トラブル”として話すのが、「ネットのコミュニケーション」「お金」「時間(使いすぎ)」だという。子供がゲームなどで気軽に課金してしまい、その請求額にあとで親が仰天するなどのケースがあるが、4月1日からは成年年齢が引き下げられて18歳以上が成人となるため、学生であろうと保護者の同意がなくても契約成立となってしまうそうだ。



子供たちがネットを利用すればトラブルも起こり得るが、子供がSNSに夢中になっていて「何が面白いんだろう」と思ったら、自分も一度体験してみることを提案した益若つばさ。「子供はいい意味でミーハーでトレンドに敏感。親世代はミーハーでいいと思う」と述べ、「もし子供がTikTokにハマってたら、子供より先に最先端情報を調べて子供に教えますね」「漫画やコスプレでも子供が好きなものに親も興味を持ってみて、先に調べたり、一緒に趣味を楽しむと他の会話にも通ずるかな」と親世代に勧めた。「拒絶するんじゃなくて、どんどんミーハーに受け入れる。それを子供と情報共有する。私もそういう親でいられるように頑張りたいな」と番組を結んだ。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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