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【海外発!Breaking News】事故に遭った親友のそばで助けを待った犬、退院した犬にキス!(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年4月12日 21時0分

もしあなたが犬で、親友が事故で動けなくなったらどうするだろう。諦めてその場を去るか、助けを呼びに行くか…。アメリカのある野良犬は、道路の目立つ場所で助けが来るのをじっと待っていたという。2匹の仲良し犬と、2匹を保護したカップルの温かいニュースを『We Love Animals』などが伝えた。

米テキサス州ヒューストンにて犬の救助と養子縁組を行う「ローラズ・ラッキー・デイ(Lola’s Lucky Day)」で里親のボランティアとして働くサマンサ・ジマーさん(Samantha Zimmer、36)とフィアンセのジョージ・ディックスさん(George Dix)はある日、Facebookに地元の郵便配達員がこんな投稿をしているのを目にした。

「道路で2匹の野良犬を見かけた。そのうちの1匹は事故に遭い動けなくなっているようだ。誰が助けてやってくれないか。」

居ても立ってもいられなくなった2人は、Facebookの情報を頼りに車を走らせて2匹の犬を探しに出かけた。そして約50分後、2人は道路の端にまるで誰かの助けを待つかのように座る小さなオス犬“コーリー(Corey)”を発見した。Facebookに投稿があったのは午前11時頃だったが、それからすでに6時間が経っていた。

その日に撮影された動画では、サマンサさんに優しく声をかけられたコーリーが立ち上がり、ゆっくりと近づいてくるのが見て取れる。コーリーがいたすぐ近くの土手には、事故に遭い動けなくなったオス犬“マシュー(Matthew)”が苦しそうに横たわっており、2人はまずソーセージで釣ってコーリーを保護したという。

マシューは全身に傷があり骨折していたそうで、ジョージさんが抱き上げようとすると声をあげて鳴いた。

サマンサさんは「マシューに最初に近づいた時、呼吸は正常に近い状態で尻尾を振っていました。私たちに発見されてマシューがとても喜んでいるのが分かり、尻尾を振るのを見て安堵したものです。そして『ああ、この子はファイターだ』と思いました」と語り、こう続けた。

「私たちはその後、2匹を車に乗せると病院に直行しました。そこでマシューはしばらくの間入院し、その間コーリーは里親のもとでケアを受けたのです。」

こうして離れ離れになってしまった2匹だが、サマンサさんはマシューの退院の日にサプライズを用意、コーリーを車の中で待たせて再会させた。

当時の動画では、親友に気づいたマシューが興奮し、自分で起き上がるのがやっとの状態にもかかわらず尻尾を振って立ち上がろうとしていた。それはまるでコーリーに「僕を助けてくれてありがとう」とでも言っているようで、コーリーもそれに応えるように身を乗り出してマシューにキス、サプライズは大成功に終わった。



なおマシューが完全に回復するには4か月が必要で、2匹はしばらくの間、別々の里親のもとでケアを受ける予定とのことだ。ただ「2匹を一緒に引き取りたい」という飼い主が現在手続きを行っており、一緒に暮らせる日もそう遠くはなさそうだ。



ちなみにこのニュースには「思わず泣いてしまった。仲間のために助けがくるまで寄り添うなんて、犬の忠誠心というのは素晴らしい」「6時間以上も待っていたなんて。不安だっただろうね」「2匹が一緒に暮らすことができるとは、本当に良かった」「このカップルが素敵! SNSの投稿で犬を探し出して救出するなんて、世の中捨てたものではない。私たちの周りには天使がいるってことだよね」「温かいニュースにほろっときた」「世の中がこんなニュースばかりだったらいいのに」といったコメントがあがっている。



画像は『We Love Animals 2022年4月8日付Facebook「Dog waited with his injured friend for hours for help to arrive」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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