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【海外発!Breaking News】容姿で挫折を味わった男性、10年かけた整形でモデルになり「人生が変わった」(ベトナム)

TechinsightJapan 2022年4月13日 23時32分

「容姿が悪い」という理由で挫折を味わったベトナム出身の男性は、10年間の整形で全く別の顔を手に入れた。男性は現在、ファッションモデルとして活躍しており『Oddity Central』などに自身の人生や整形について語った。

ベトナム中部ダナン出身のトラン・ダン・フォック・クオンさん(Tran Dang Phuoc Cuong、29)は2009年、交通事故で父を亡くし、母は病院で危険な状態が続いた。

当時17歳だったトランさんは同年8月、「中国語を学べば将来、いい仕事に就くチャンスが増えるに違いない」と中国に渡り、1年目は中国語を、2年目はインテリアデザインを、そして3年目には四川省成都市にある国立大学「西南交通大学」にてコンストラクション・マネジメントを学んだ。

トランさんは当時、自分の容姿について「特に問題はない」と思っていたが、パートで働こうとして壁にぶつかったという。

トランさんは「実は上海の人気バーでダンサーとして働きたかったけど、外見がぱっとしないからと断られ、時給が低いウェイターの仕事にしか就けなかったんだ」と明かし、「仕事や恋愛で上手くいかないことが続いてね。『容姿が自分の夢の妨げになっているなら顔を変えてしまおう』と決意して貯金を始めたんだ」と整形のきっかけについて語った。

こうして2011年、トランさんは大きかった鼻を小さくする初の形成手術を受け、その6か月後には鼻の形を整え、鼻先を長くする整形を行った。



その後は10年をかけて唇や顎の形を整えたり、頬骨の位置を下げる12時間に及ぶ手術などを受け、鼻にいたっては骨折のため3回もメスを入れたそうで、「在学中にクラブでダンサーとしてデビューが叶ってね。朝3~4時まで働き、翌朝8時半には学校に行って勉強することもあったよ」と多忙だった学生の日々を振り返った。



ただトランさんにとって整形は常に痛みとの闘いだったそうで、「手術台で手術灯に照らされて横たわっていたあの瞬間は決して忘れないよ。消毒薬の臭い、麻酔、包帯、そして自分のものとは思えないほど腫れた顔…。多くの人は『整形は依存症だ』と思っているようだけど、痛みに慣れることはないね。手術台の上で『手術を止めたい』と思ったことが少なくとも一度はあるよ」と明かしている。



しかしつらい経験を経て「整形前を知る人はほとんど認識できない」というほど別人に変身を遂げたトランさんは、「整形をしたことを全く後悔していない」と語る。



2015年に西南交通大学でデザインとコンストラクション・マネジメントの学位を取得し卒業したトランさん、現在はベトナムと中国を行き来しながらベトナムではファッション関係のビジネスを展開、中国では上海でファッションモデルとして活躍している。



整形については「新しい自分になったことで風向きが変わり、全てにおいてやりやすくなった。容姿のことで軽蔑したような態度を取られたり、嫌味な言葉を聞かなくなったし、いい仕事を得たことで家族のサポートもできる。それに自分の夢を実現している」と述べており、これから整形を考えている人にはこんなアドバイスをしている。

「僕は整形手術を推奨するわけではない。でももし手術で人生が変わり、自分に自信を持つことができると思うなら『やってみなよ!』と言いたいね。」



また冗談なのか本気なのか、これまでに整形に費やした金額を聞かれると「いくら使ったのかはわからないけど、アパートが買えるくらいになると思う」と笑った。

画像は『Kenh14 2019年12月9日付「10 năm trải qua vô số lần dao kéo, cậu bạn Đà Nẵng khiến dân tình kinh ngạc khi so ảnh CMND với hiện tại: Ủa, phải cùng một người hông?」』『Oddity Central 2022年4月11日付「Decade of Plastic Surgery Leaves Vietnamese Youth Looking Like South Korean Idol」』『Trần Đặng Phước Cường 2021年5月17日付Facebook「所有道别的方式里」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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