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【海外発!Breaking News】2歳児らが遊んでいた子供用4輪バギー、道路交通法違反で警察が押収し物議(英)

TechinsightJapan 2022年5月3日 21時0分

先月21日、イギリスの警察が2歳児と6歳児が乗って遊んでいた子供用のバギーを押収したと公表し物議を醸している。イギリスでは許可された4輪バギーしか公道を走ることは許されておらず、道路交通法に基づいて警察がバギーを押収したという。しかし市民からは「税金の無駄遣い」「他にやることがあるだろう」など多数の批判の声が届いた。『Stoke Sentinel』などが伝えている。

英スタッフォードシャー州にある公園「Tunstall Park」近くの緑道で先月21日、2歳児と6歳児が子供用4輪バギーで遊んでいるとスタッフォードシャー警察に通報が入り、現場に駆けつけた警察官は道路交通法第165条に基づいてバギーを押収したことを発表した。

なにかの冗談ではないかと思えるような内容だが、スタッフォードシャー警察はいたって真面目だった。バギー押収時の様子を捉えた写真には、大きなトラックの荷台に載せられた小さな子供用4輪バギーが写っていた。イギリスでは安全性の観点から許可された4輪バギーのみが公道を走行でき、問題の子供用4輪バギーは許可を受けていなかったことから警察は押収することにしたようだ。

今回の出来事が報じられると、このような厳しい対応をしたことに多くの人が疑問視しており、「こんなの馬鹿げている」「シンプルに『ここでは遊んではいけない』と伝えれば済む話」「こんなことをしていないで、本物の犯罪を取り締まってほしい。税金の無駄使いだよ」などの批判の声が見られた。

実際に警察が子供用バギーを押収する様子を目撃したというイアン・スウィフトさん(Ian Swift)は「本気でやっているのでしょうか? 実際にその4輪バギーが動いているのも見ましたけど、私が歩くよりもほんの少し速いくらいでしたよ。スタッフォードシャー警察には笑いを取っていないでもっとしっかりしてもらいたいですね」とコメントを残した。

一方で、「たとえ子供用であっても4輪バギーにはある程度の危険性はあり、今回の警察の対応には納得できる」「もし子供同士の事故が起きてしまったら、誰もが『警察は何をしていたんだ』と不満を言うだろうね」など警察を擁護する意見もあがっている。

当時、保護者がいたのかは明らかになっておらず、警察は関連機関とともに事実関係を調査中と発表している。また4輪バギーで遊んでいた子供は他にもいたようで、警察は地元の学校にも連絡を取って特定を進めているという。

なお過去には中国で、幼い男児がおもちゃの車に乗ってラッシュアワー時の幹線道路に出てしまい、逆走する姿が捉えられていた。幸いこの男児にケガは無かったものの、こうしたケースを考慮して警察では厳しい対応を取ったのかもしれない。

画像は『Stoke Sentinel 2022年4月23日付「‘Are you having a laugh’ - Police slammed after seizing quad bike from child, 2」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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