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【海外発!Breaking News】幼児のまま成長が止まってしまった19歳女性、女優を志す(印)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年5月13日 6時0分

稀な病気により成長が阻害されて、見た目が幼児のままのインド在住の19歳になる女性が注目を集めている。女性はその幼い容姿のせいでSNS上で心無い言葉を向けられることもあるそうだが、彼女は将来女優になることを夢見て前向きに過ごしているという。『New York Post』『The Sun』などが伝えている。

インドのマハーラーシュトラ州ナーグプルに住むアボリ・ジャリットさん(Aboli Jarit、19)は、幼い頃に腎性くる病・骨軟化症と診断された。この病気によりアボリさんは骨の奇形に加え、慢性腎臓病を発症していることから膀胱が機能せず、尿が体内に溜まらないようウエスト部分に穴を開ける手術を受けた。現在はオムツを使用しているという。

腎性くる病は確立した治療法がないため、今も病気と向き合うアボリさんは車椅子の生活を送っている。またアボリさんは19歳でありながら身長が3.4フィート(約104センチ)と3~4歳児程度しかなく、顔や声も幼いために初めて会う人は彼女を小さな子供だと勘違いするそうだ。

アボリさんは、メディアのインタビューに応じ「このような珍しい病気はそう多くはありません。幸いなことは、私はまだ生きているということです。実はこの病気のほとんどの人が長く生き延びることができないのです」と語っており、幼い頃から歌とダンスが好きで将来は女優になることを夢見ていた。



しかしアボリさんの骨は次第にもろくなっていき、立っていられずに転んでしまったところ足を骨折したという。そして彼女はとうとう立つことができなくなってしまった。そんなアボリさんを元気付けようと、2019年に兄弟のアカーシュさん(Akash)がインドの人気オーディション番組『インディアン・アイドル(Indian Idol)』へ彼女が出場できるよう代わりに応募したそうだ。

アボリさんは家族の期待に応えるべく、ステージの上では座ったままパフォーマンスを加えながら歌を披露した。惜しくも優勝は逃したものの「ミズ・車椅子・インド(Mrs Wheelchair India)」の最終選考に残ったことが大きな自信に繋がったようだ。



アボリさんは「とてもいい気分でした。なんだかいつもと違う感覚を覚えました」と振り返っており、将来はインド映画の制作中心地ボリウッド(ムンバイ)や米ハリウッドで女優になると決心したという。そんな彼女には「背も低い上に何もできなくて歩けないのにどうやって女優になるんだ」と心無い言葉を向ける人もいるそうだが、アボリさんはそのような言葉に耳を貸すことなく「身長よりも才能で認められる女優になりたい」と自分の夢に向かって歩み続けている。



画像は『Aboli Jarit 2022年4月22日付「Hum Kisiko Aasani se Milte Hi Nhi Hai...」、2022年4月28日付「Whatever is good for your soul, do that」、2021年12月8日付Remember that happiness is a way of travel」、2022年4月22日付「Smile a little more, regret a little less」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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