【海外発！Breaking News】「孫が欲しい」老夫婦、子供を作らない息子夫婦を訴える（印）

このほどインドで、老夫婦が息子夫婦を相手取り訴訟を起こしたことが明らかになった。2人は孫を熱望していたが、息子夫婦が一向に子供をもうける気配がなかったため「提訴」という思い切った手段に出たようだ。『Aaj Tak』『New York Post』などが伝えている。

インドのウッタラーカンド州ハリドワールの地方裁判所で今月12日、元政府職員のサンジェーヴ・ランジャン・プラサドさん（Sanjeev Ranjan Prasad、61）と妻のサドハナさん（Sadhana）が記者会見を開き、「孫を授けてくれない息子夫婦を提訴した」と明かして多くの人を驚かせた。

サンジェーヴさん夫婦によると、2人とも孫が欲しいと常々思っていたが、息子夫婦は結婚して6年も経つのに子供を作ろうとしないことから業を煮やして訴えることにしたという。息子は現在パイロットで彼の妻も働いているそうだが、サンジェーヴさんはアメリカでの息子のパイロット訓練費に350万ルピー（約580万円）を費やしたと述べている。

そして息子夫婦への提訴で、1年以内に子供を作るか、もしくは5000万ルピー（約8300万円）の賠償金を支払うように求めた。ちなみに賠償金額は、サンジェーヴさん夫婦がこれまで息子にかけた育児費や教育費などを合算したものという。サンジェーヴさんは記者団を前にこのように語った。

「私は生涯の稼ぎを息子の教育に充ててきました。だから私たちは次に孫が欲しいのです。それも1年以内に…。一番の問題は、この年になって孫が欲しいと思っているのに、息子夫婦は私たちに対して『どうでもいい』といった態度を取っていることです。」

「私たち夫婦は、孫を持って祖父母となる喜びを味わうために息子を結婚させたのです。彼らは結婚して6年も経つんですよ。私たちは欲しいものはほとんど手に入れたはずなのに、何だか何も持っていないように感じるのです。」

なおサンジェーヴさんは息子夫婦を提訴したものの「我が子は愛している」と述べ、「ただ、私たちが一番望んでいるところから愛情が受けられていない。それはとても不幸せなことだ」と付け加えた。一方で息子夫婦からのコメントは今のところどのメディアも得られていないようだ。地方裁判所ではサンジェーヴさん夫婦の提訴を受理し、今月17日には法廷審問が開かれる予定という。

画像は『Aaj Tak　2022年5月12日付「कहानी उस बुजुर्ग दंपति की, जिसने पोते-पोती की आस में बेटे-बहू पर कर दिया 5 करोड़ का केस」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）