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【エンタがビタミン♪】松坂桃李の激やせぶりに多部未華子「ゾッとした」 撮了後の食事に「手が止まらなかった」

TechinsightJapan 2022年5月14日 19時7分

広瀬すず(23)と松坂桃李(33)がW主演を務めた映画『流浪の月』が13日に全国公開され、同日に都内劇場にて初日舞台挨拶が行われた。主演の2人に加えて、共演の横浜流星(25)、多部未華子(33)、内田也哉子(46)、そして李相日監督(48)が登壇。同作で松坂には役作りとして大幅な減量が求められたが、松坂の激やせぶりには多部も驚いたという。またクランクアップ後に松坂が食べた一品も明かされた。

満席のなか大きな拍手で迎えられたキャストと監督。同作は2020年本屋大賞を受賞した作家・凪良ゆう氏による小説が原作だが、10歳の時に誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を演じた広瀬すずは「どういう風に映画が届くのか、ここ最近の中でも特別に強くドキドキと楽しみとちょっとした緊張を感じます」とこれから同作を鑑賞する観客を前に心境を語った。



その更紗を誘拐した犯人とされた佐伯文(さえき ふみ)役の松坂桃李は役作りのために大幅な減量が求められたが、当時ニュースで「激やせ」と報じられたことも。「ありましたね」と思い返した松坂は「情報解禁前だったので、言うに言えなくて。『激やせ! 何かあったのか!?』と言われてましたけど、『そのうちに分かるだろうな』くらいの感覚でいました」とにこやかに振り返った。



この激やせぶりには、これまで何度も共演した多部未華子も驚いたという。多部は文(松坂)の恋人の看護師・谷あゆみ役だったが「距離を縮めるために、監督から『桃李くんを触っていて』と言われたので、撮影の空き時間にずっと触らせていただいて…」と話すと、「すごいですね、触らせていただいて」と思わず松坂が割り込んだ。これに多部も笑いながら「(松坂は)本当に体重を減らして減らして臨んでいたので、ウエストがゾッとするくらい細くて、この日にいたるまでいろいろな思いでここに立たれているんだという気持ちも触りながら感じて『自分も頑張らなければ』と常に思わせてくれるお人柄と体型でした」と松坂の役作りを労った。



その一方で儚げな雰囲気を求められた広瀬すずは撮影前にそのスタイルが完成していたため、撮影中にはランチで炭水化物もしっかり摂るようにトレーナーから指示されていたという。そこで撮影中は息抜きも兼ねて「マネージャーさんとよく焼き肉に行ってました」と広瀬。松坂を一度監督との食事に誘ってしまったそうで「桃李さんは『僕は大丈夫です。明日まで我慢します…』とおっしゃってて、私たちもその日は監督と一緒にコンビニのご飯にしました…」と申し訳なさそうに回想した。

そんな松坂も撮影が終わり、いよいよ食事制限から解き放たれることに。李監督が「もう何でも食べて」と勧めたが、松坂は「胃に優しいものはありますか?」と聞いて雑炊を食べたという。「手が止まらなくて。美味しかったですね」と夢中で食べた松坂だったが、李監督は「あんなに雑炊を美味しそうに食べる人は初めて見たなあ。あの笑顔を見て罪悪感も消えていきました」と笑わせた。



更紗(広瀬すず)の婚約者・中瀬亮役の横浜流星が今までにない表情を見せ、新境地と呼び声の高い演技も話題の同作だが、最後に松坂は「いろんな理由だったり、人には言えないことだったり…抱えているものを持ちながら生きている登場人物しかいないです。そんな人たちの息づかいや生きている姿を見ていただくと何か皆さんに通ずるものがあるのではないか」とコメント。広瀬は「きっといろんな人に感じてもらえるものがたくさんある作品になったと思います。美しくて強くてたくましい2人を皆さんにぜひ見届けていただけたら」と期待を込めて呼びかけた。



舞台挨拶には安西梨花役の増田光桜(10)がサプライズ登場。広瀬と松坂に花束を渡したが、NHK朝のテレビ小説『なつぞら』では広瀬と親子役で共演していたため「2年ぶりに広瀬さんと会えてすっごく嬉しかった」と満面の笑みを見せていた。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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