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【海外発!Breaking News】妊娠中にもう1人を妊娠 非常にレアな“重複妊娠”に「奇跡としか思えない」(米)

TechinsightJapan 2022年6月2日 21時0分

第1子を出産して以来、3度の流産を経験した女性は「もう家族を増やすことはできないかもしれない」と諦めかけていたが、昨年3月末に再び妊娠していることが判明した。そして2回目のエコー検査のために病院を訪れると、お腹の中には赤ちゃんが2人いることが明らかとなった。医師が「1回目の時はいなかったぞ?」と驚くこの状態は重複妊娠と呼ばれる珍しいケースで、「100%奇跡でしかない」と女性は感激したという。『Tyla』などが伝えている。

米テキサス州ノース・リッチランド・ヒルズ在住のカーラ・ウィンホールドさん(Cara Winhold、30)と夫ブレイク・ウィンホールドさん(Blake Winhold)の間には2018年、第1子の長男ワイアット君(Wyatt、3)が誕生した。その後夫妻は第2子を望んでいたが、3度も続けて流産を経験してしまい悲しみに暮れていた。しかし昨年の3月末、カーラさんの妊娠が判明した。

最初のエコー検査で医師に妊娠を確認してもらい、その後の2回目に受けたエコー検査にて「赤ちゃんがもう1人いますね」という耳を疑うような事実が医師から告げられた。「『え、何が起きているの? 最初のエコー検査の時はいなかったですよね? どういうことなの?』と思わず医師に尋ねてしまいましたよ」とカーラさんは当時、開いた口が塞がらなかったという。

“重複妊娠(superfetation)”と呼ばれるこの状態は最初の妊娠から数日または数週間後に再び妊娠したケースを指しており、ウサギや魚などでは一般的ではあるが人間が重複妊娠するのは非常に珍しい。今回カーラさんの場合は卵子を2回排卵しており、約1週間違いでそれぞれの卵子が受精した可能性が高いと医師は推測している。

カーラさんは2020年、2度目の流産を経験した時に酷く体調を崩してしまった。ベッドで横になっていたカーラさんは立ち上がった際に出血してしまい、病院に向かうと異常に血圧が低下していることが確認され、そのまま気を失ってしまった。これは子宮頸部に赤ちゃんが詰まっていたことが原因で、病院に来るのが30分遅れていたら命を落としていた可能性もあったという。

そんな恐ろしい経験をしてしまったカーラさんは妊娠することが怖くなってしまい、しばらくはセラピーを受けていた。そして昨年2月に再び妊娠したが、わずか4日後に3回目の流産を経験してしまった。何度も悪夢が重なり希望を失いかけていたが、その翌月に今回の重複妊娠が発覚し、カーラさんは「これまでに経験した妊娠過程を考えると、100%奇跡としか思えません」と驚きながらも涙して喜んだ。

カーラさんも夫のブレイクさんも子どもを増やしたい気持ちは同じだったので、養子縁組も視野に入れて今後の計画を考えていたところだった。そのようなこともあってブレイクさんは重複妊娠の事実を聞いた時、ショックに近い反応を見せたそうだ。



そして昨年10月25日、カーラさんは最初にコルソン君(Colson)を、その6分後にケイデン君(Cayden)を無事に出産することができた。コルソン君は弟のケイデン君より4ポンド(1.81キロ)も重く、洋服やおむつなど全てを違うサイズで用意しているという。



待望の赤ちゃんを2人も迎えることができたカーラさんは「もしそれがあなたの人生の物語の一部で使命と感じているのであれば、決して諦めないでください。私たちは諦めなかったことでとても大きな驚きと素晴らしい奇跡を手に入れることができたのです」と同じ境遇の人々へエールを送っている。

画像は『Tyla 2022年5月30日付「Mum Has ‘Miracle’ Twins After Falling Pregnant While Pregnant」(Credit: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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