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【海外発!Breaking News】湖で溺れてしまった6歳女児、50人以上が腕を組み“人間ロープ”で捜索(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年6月5日 6時0分

先月30日、アメリカの湖で遊んでいた6歳女児が溺れる事故が発生した。警察が捜索を開始したが広い湖だったためなかなか見つからず、その場にいた人々は一人一人が腕を組み“人間ロープ”にして遠くまで繋がって捜索したところ、女児を発見することに成功した。しかし女児はすぐに病院に運ばれたものの、死亡が確認されたという。『People.com』などが伝えている。

米ミシガン州ミルフォード・タウンシップにあるケント湖(Kent Lake)で先月30日の午後5時半頃、泳いで遊んでいた6歳女児が行方不明になった。女児が溺れてしまったと推測した警察は湖のどこかにいると探し出そうと動いたが、湖が広かったこともあり時間が経っても女児の姿を見つけることができなかった。

この様子を見ていた周囲の人々は自分たちも何かできないかと考え、一人一人が繋がり湖の遠くの場所まで捜索ができるように列を伸ばし“人間ロープ”にして女児の捜索を開始した。この日はアメリカの祝日である戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)で多くの人々が海水浴に訪れていたため、最終的に50人以上が参加し長いロープが出来上がった。

当時、現場で捜索の様子を見守っていたエミリア・ダラーさん(Emylea Darrah)は「多くの警察官や潜水チーム、ドローンを動員して捜索が始まり、50人以上が“人間ロープ”を作り出していました」と語っている。

女児の捜索のために集まった人々は水に流されないように互いの腕をしっかりと組んで列を伸ばすと、そのまま水の中を歩いて女児を探したという。エミリアさんは「女児を見つけるために、これほど多くの人が捜索に参加したことに感銘を受けました」と人々の親切心に感動したことを明かした。

この“人間ロープ”により午後6時20分、海岸近くの海藻が生えたエリアで女児を発見することができた。意識のない状態だった女児は一刻を争う状況だったが、救急車はビーチの砂にタイヤを取られて抜け出すことができなかった。すると近くにいた人々が力を合わせて救急車を押し、送り出すことができたという。多くの人の力により助け出された女児だったが、不幸にも病院にて死亡が確認された。

今回は最悪の結果になってしまったが、2020年には英ドーセット州のビーチで30人が“人間ロープ”となり、沖に流された男性2人が救助されていた。



画像は『Metro 2022年6月1日付「Strangers form human chain to save girl from drowning in lake」(Picture: WXYZ-TV Detroit/Channel 7)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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