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【海外発!Breaking News】亡き愛猫を67万円かけて剥製にした女性「これからも永遠に一緒」(スコットランド)

TechinsightJapan 2022年6月8日 23時30分

愛猫を交通事故で亡くしたスコットランドの女性が、67万円かけて愛猫を剥製にした。我が子のように可愛がっていた愛猫の突然の死を受け入れられなかった女性は、愛猫が眠る姿の剥製を専門業者に依頼し、亡骸を保存することにした。7か月後に完成品と対面した女性は、あまりに完璧な仕上がりに感激したという。『New York Post』などが伝えている。

昨年9月、スコットランドに暮らすハリエット・ピースさん(Harriet Peace、28)の愛猫“タンゴ(Tango)”が、交通事故に遭いこの世を去ってしまった。「我が子同然のように愛していましたし、これから少なくとも10年は一緒に過ごせると思っていました」と突然タンゴを失い悲しみのどん底にいたハリエットさんは、タンゴを埋葬したり火葬したりすることは考えられなかったそうだ。

そんなハリエットさんを見かねた友人が、「タンゴを剥製にして亡骸を保存したらどうか」と奇想天外なアイディアを提案した。これを聞いたハリエットさんは「タンゴと永遠に一緒にいられる完璧な方法だわ!」と喜んだという。

しかしペットを剥製にするには防腐処理のため様々なオイルや化学製品を使う必要があり、イギリスでは一部の専門家しか行っていない。こうした関係で費用は高くなるが、それでもハリエットさんはタンゴを剥製にしたいと考えた。幸いにもタンゴの体には目立つ外傷はなく、眠っているようなポーズをしていたので剥製にするのに最適だったという。

ハリエットさんのパートナーはタンゴを剥製にすることを反対していたが、それを押し切ってすぐにタンゴの亡骸を冷凍庫に入れて保存したハリエットさん。英ロンドンにある剥製製作会社「Get Stuffed」に連絡してタンゴを運んだ。

すぐに行動に移したハリエットさんだったが、「タンゴを剥製製作会社に運んだ時は緊張していましたね。『もし出来上がった剥製が本物の姿と違っていたらどうしよう』『間違った選択をしたかもしれない』と不安でした」と当時の心境を明かした。タンゴを剥製にするための費用には4000ポンド(約67万円)もかかったそうで、「どんな風になるのか分からなかったのでとても怖かったです」とも振り返っている。

多くの不安を抱えたまま待つこと約7か月、ついに完成の連絡が届き、4月26日にハリエットさんはタンゴの剥製と対面することになった。「お店に入った瞬間、他の剥製の猫と並ぶタンゴを見て『完璧だ』と思いましたよ。体毛など全てが素晴らしく、とても信じられませんでした。本当にリアルでタンゴそのものでした」とハリエットさんは明かしており、大満足の仕上がりに喜びを抑えられなかったという。



剥製となったタンゴは背中を丸めて顔を体の内側に埋めて眠っているようなポーズをしており、そっと撫でれば今にも目を開けて起き上がりそうなほどの完成度だ。

「これでいつでもタンゴを覚えていられる」と喜ぶハリエットさんだが、ペットを剥製にすることについて「嫌悪感しかない」「なんて酷いの」「動物の安らかな死を妨げるなんて」など批判の声も届いたという。



ハリエットさんはそんな声を一蹴し、「タンゴを剥製にしてくれた男性には感謝しかありません。親友を失った私にとっては最高のプレゼントとなりました」とコメントしている。さらにお金に余裕があれば、ペットを剥製にすることを検討するように勧めているそうだ。

画像は『New York Post 2022年6月6日付「I paid $5K to stuff my dead cat so we could be together forever」(Katielee Arrowsmith SWNS)(Harriet Peace / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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