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【海外発!Breaking News】余命わずかの50歳女性、ホスピスの庭で愛馬と再会果たす(英)

TechinsightJapan 2022年7月7日 22時0分

イギリスで終末期医療を受けている50歳の女性が先月30日、入院中のホスピスの庭で愛馬との再会を果たした。余命わずかである女性の願いを叶えるため、スタッフはベッドごと彼女を庭に連れ出し愛馬との再会を実現させたという。女性は「もう一度会えるとは思わなかった」と明かし、愛する馬を撫でキスをしたり顔を寄せ合ったりと幸せな時間を過ごした。その様子を『BBC News』が伝えている。

英バッキンガムシャー州エイルズベリーにある「フローレンス・ナイチンゲール・ホスピス(Florence Nightingale Hospice)」では、末期がんなどで余命いくばくもない患者と家族のニーズに寄り添った終末期医療を提供している。

入院中の飼い主のもとに大切なペットが訪問することも可能な同ホスピスに6月30日、ヘイリー・ゴールディングさん(Hayley Golding、50)の愛馬“パッション(Passion、2)”が面会に訪れた。

余命わずかであるヘイリーさんの願いを叶えるため、スタッフは彼女をベッドごと庭に連れ出した。そして家族や友人らが見守るなか愛馬との感動的な再会を果たすことができたという。

ヘイリーさんの家族は「このアイディアが出された時にはそれが実現できるとは思っていませんでしたが、実際に再会することができました。パッションを見た時のヘイリーの表情はとても素敵でした」とその様子を明かした。

当日に写真撮影を担当した同ホスピスでチャプレン(施設や病院で働く聖職者)として患者のケアに従事するピート・グリフィスさん(Pete Griffith)は、「特別な瞬間を撮影するためにヘイリーさんとご家族をサポートすることができたのは素晴らしいことです。ヘイリーさんとパッションとの絆にその場にいた全員が感動し、その日一日をとても幸せに過ごすことができたと思います」と語り、また同ホスピス緩和ケア部門の婦長であるリズ・モナハンさん(Liz Monaghan)は次のように述べた。

「こんなに大きくて美しい動物がヘイリーさんに見せた優しさは感動的で、まるでパッションがお別れを言っているようでした。その姿を見て多くの職員が涙を流していました。その場に立ち会えたことを光栄に思うとともに、チームがヘイリーさんのためにこの重要な瞬間を実現できたことをとても嬉しく思っています。」



なおヘイリーさんとパッションの再会が報じられると、世間からはこのような声があがった。

「動物たちは私たちが思っているよりもずっと多くのことを知っていると信じています。再会できて本当に良かった。」
「別れは悲しいけれど、夢が叶って良かったですね。」
「なんて美しいのでしょう。双方とも本当に幸せそう。」
「こんなにも素敵なことはない。患者さんに寄り添う素晴らしいホスピスだ。」
「素晴らしい。再会を実現するために尽力したすべての人を尊敬します。」



ベッドから愛するパッションを撫で、キスをしたり顔を寄せ合ったりと幸せな時間を過ごしたヘイリーさん。そんな彼女は最後の希望を叶えてくれた関係者についてこのように述べている。

「ホスピスの庭でパッションが私に向かって歩いてくるのを見た時は、本当に信じられませんでした。もう一度パッションに会えるなんて思ってもみませんでしたから。本当に驚くべき体験でした。私たちの再会を実現させてくれた関係者の皆さんに心からお礼を言いたいです。」

画像は『Florence Nightingale Hospice Charity 2022年7月1日付Facebook「A beautiful moment which encapsulates the personal, compassionate nature of hospice care.」』『BBC News 2022年7月3日付「Terminally ill woman reunited with horse at Aylesbury hospice」(ALL PEOPLE PHOTOGRAPHY)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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