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【海外発!Breaking News】ジップラインのジャンプ台に穴、23歳女性が20m下に転落し死亡(ブラジル)

TechinsightJapan 2022年7月11日 5時0分

ブラジル、アクレ州のウォーターパークで今月2日、23歳の女性がジップラインのジャンプ台から転落し死亡した。ジャンプ台には穴が開いており、女性はジャンプ台に上がった直後に穴から落ちたという。悲劇的な事故を『The Mirror』などが伝えた。

事故が起きたのはアクレ州リオブランコのウォーターパーク「ピラセマ・パーク・クラブ(Piracema Park Club)」で、ヤスミリ・アラウーホさん(Yasmili Araujo、23)がジップラインのジャンプ台の穴から20メートル下に転落して死亡した。

目撃者は「ヤスミリさんはロープやハーネスなどの墜落制止用器具をつけずにはしごを登り、ジャンプ台の上でスタッフがハーネスを付けようとしたところ足を滑らせて転落した」「突然穴に落ち、姿が見えなくなった」などと話しており、警察が調査に乗り出している。

ヤスミリさんは体の複数個所を骨折していたそうで、現場に居合わせた消防隊員らに応急処置を受けたものの、病院に搬送される途中で心臓発作を起こし亡くなった。看護学校を卒業したばかりで、同パークには交際中の男性や友人と一緒に訪れていた。

消防司令補のエウリコ・フェルナンド氏(Eurico Fernando)によると、同パークはジップライン設置の許可を取っていなかっただけでなく、ジップラインは事故の数時間前に組み立てが完了したばかりだったという。またエンジニアによる安全管理基準のチェックも行われておらず、フェルナンド氏は「十分な時間をかけず、完成を急いだことが事故の大きな原因となった可能性が高い」と指摘している。

さらにヤスミリさんは、その日ジップラインに参加した最初のグループの1人だったことも明らかにされており、同パークは事故原因が究明されるまでジップラインを閉鎖することやヤスミリさんの家族への支援を約束している。

しかしこの事故には「ジャンプ台の穴ははしごを登り切った場所のすぐ隣にある。防ぐことができた」「これは起こるべくして起きた悲しい事故」「まだまだこれからの人だったのに。運営側の怠慢でしょう」「このジップラインで許可が下りるはずがない。事故の原因は穴だよ!」といった運営側を非難する声が多数あがっている。



ちなみにカザフスタン共和国では昨年10月、33歳の女性が高さ約25メートルのホテルの屋上からロープジャンピングに挑戦し、頭を強く打って死亡した。水平に張られているはずのロープが緩んだ状態だった可能性が高いという。

画像は『The Sun 2022年7月6日付「PLUNGE HORROR Chilling final pic shows nurse climbing 60ft to zip wire platform moments before she fell to her death」(Credit: @yasmiliaraujo/CEN)』『The Mirror 2022年7月6日付「Eerie final photo of nurse who fell to her death shows her climbing up dodgy zip line」(Image: Newsflash)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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