Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】海外旅行で失くしたぬいぐるみ、航空会社の協力により1歳男児のもとに無事戻る(英)

TechinsightJapan 2022年7月15日 6時0分

イギリスの幼い男の子が先月、旅の途中で大切にしていたウサギのぬいぐるみを失くしてしまった。どこで失くしたのか全く見当がつかず、両親は探すことを諦めようとしていたが、幸いにも一家が搭乗した機内で発見された。格安航空会社「Jet2.com」の協力のもと、ぬいぐるみは旅先のスペインから飛行機でイギリスの自宅に戻り、男の子の1歳の誕生日に再会することができたという。『BBC News』『The Mirror』などが伝えている。

英ウェスト・ヨークシャーのウェイクフィールドで暮らすショーン・テナントさん(Shaun Tennant、40)とパートナーのジェニー・ウィルキンソンさん(Jenny Wilkinson、30)は先月、1歳の息子ルイス君(Louis)を連れてスペインのマヨルカ島を訪れた。

リーズ・ブラッドフォード空港を出発し滞在先ホテルに無事到着した一家だったが、ルイス君が大切にしているウサギのぬいぐるみ“ブンブン(Bun-Bun)”がいないことに気がついた。

ジェニーさんはその時のことをこう振り返った。

「ブンブンはルイスが生まれた時から大切にしているぬいぐるみで、失くしたと分かった時は本当に動揺していました。旅先の慣れないベッドで、いつもと違う環境にいたこともあってかなり落ち着かない様子で…。でもブンブンを失くしたのはタクシーの中なのか機内なのか、それとも空港で落としてきたのかまったく分からなくて、私たちにできることはあまりないと感じていたんです。」

それから間もなくして、ブンブンは一家が搭乗した「Jet2.com」の機内に置き去りにされていたことが明らかになった。それを発見した乗務員はブンブンを遺失物として届けたのち、持ち主を探すためソーシャルメディアで情報を呼びかけた。

幸運なことにショーンさんとジェニーさんの友人がその投稿を見つけて知らせてくれたそうだが、休暇を終えた一家はすでにイギリスに戻っていたため、同社の現地カスタマーサービスに連絡を取ってブンブンが自宅に戻れるよう手配してもらったという。

そして7月2日、ブンブンはパルマ・デ・マヨルカ空港からJet2.com機で帰国し、ついにルイス君と再会した。その日はちょうどルイス君の1歳の誕生日で、思わぬサプライズになったそうだ。

ショーンさんは再会を叶えてくれた航空会社の協力に深く感謝し、このように述べた。

「『Jet2.com』のチームにはとても感謝しています。ルイスに会うために帰国するブンブンは自分のスーツケースと搭乗券を持ち、航空会社のスタッフと手をつなぎ、飛行機のコックピットに座って飛行準備をしていました。スタッフはその瞬間をすべて写真に収めてくれていたんです。彼らが共有してくれた写真のおかげで、帰ってくるまでの道のりも楽しむことができました。ルイスはブンブンを見た瞬間、最高の笑顔で手を伸ばして抱きしめました。これは本当に素晴らしいことです。みなさんの協力のおかげで、息子は最高に幸せな誕生日を迎えることができました。」



またブンブンの旅の手配を行ったカスタマーサービス担当のイヴォンヌ・バリナス・マクラクランさん(Ivonne Ballinas McLachlan)は「お客様が大切にしていたウサギのぬいぐるみを失くし、本当に困っていることを知り、できる限りのことをしたいと思いました。私たちにとってお客様を幸せにすることが全てですので、ルイス君のもとにぬいぐるみを返すお手伝いができて感無量です。ブンブンが家までのフライトを楽しんでくれたことを願っています。ルイス君、お誕生日おめでとうございます」と語っている。

画像は『The Mirror 2022年7月8日付「Jet2 praised for putting baby’s forgotten teddy on next flight - with own boarding pass」(Image: Jet2.com / SWNS)』『BBC News 2022年7月8日付「Lost in Palma: Airline reunites Wakefield boy with soft toy」(IVONNE MCLACHLAN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

この記事の関連ニュース