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【海外発!Breaking News】2つの鼻をもち「神の化身」と崇拝される女児、家族は「幸運をもたらした」と笑顔(印)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年7月14日 4時0分

顔に奇形をもって生まれ、鼻が左右に2つあるように見えるインドの女児が7歳になり、両親がこれまでの苦労や思いを語った。女児はその容姿から“神の化身”と崇拝され、母は娘を「最も幸運な子」と呼んでいる。『Truly』などが伝えた。

インドのウッタル・プラデーシュ州アリーガルで2015年3月、オム・プラカシュさん(Om Prakash)とサーベシュさん(Sarvesh)夫妻の間に第4子ラクシュミーちゃん(Laxmi、7)が誕生した。

ラクシュミーちゃんは先天性の奇形で、顔の中心にまるで象の鼻がついているかのような状態で誕生し、母サーベシュさんは「ラクシュミーを初めて見た時は怖くて仕方がなかったわ。義母は一目見て気絶し、近所の人たちもとても驚いていたの」と当時を振り返り、こう続けた。

「人々の反応は様々で、怖がって逃げていく人もいれば、頭を下げていく人もいたわ。そして娘を象の頭をしたヒンズー教の神『ガネーシャ』と呼んで崇める人たちは、あの子を一目見ようと家の前に行列を作ったの。」

そんなラクシュミーちゃんを誕生直後から見守るプラディープ医師(Dr. Pradeep)は「彼女は鼻が未発達のまま誕生し、5年前はあまり状態がよくなかったが、生後8か月で象のような鼻を切除する手術を受けたことで、普通の生活が送れるようになった」と明かし、「ラクシュミーちゃんがここまで成長してこられたのは、必死で働いてきた両親のおかげだよ。彼らは決してあきらめなかったからね」と述べ両親を称えた。

手術後のラクシュミーちゃんは顔の中心の皮膚を除去したため鼻が2つあるように見えるが、サーベシュさんはそんな我が子が愛おしくて仕方がないようで、次のように語っている。

「顔に奇形をもって生まれた娘は最初、食事や呼吸が困難でね。手術前には医師に『手術が成功する保証はない』と言われ本当に怖かった。でも今ではほとんど問題がないわ。あの子はとても幸運でね。私の家族の中で最も幸運な子よ。それにあの子が生まれたことで私たちの暮らしぶりもずっと良くなったの。」

ちなみに“ラクシュミー”とはもともと、美や繁栄を司るヒンドゥー教の女神を表すそうで、フルーツを売り一日約430円(250ルピー)で生計を立てていた父プラカシュさんは7年前、「ラクシュミーが家族に幸運をもたらしてくれることを祈っている」と述べていた。



そんな父の願いが届いたのか、人々は今でもラクシュミーちゃんを“神の化身”と呼んで崇め、敬意を示すために足を触り、祝い事や祭りの時などにはお金や贈り物をもってくるそうで、ラクシュミーちゃんは「そんな時はとても気分がいいのよ」と笑ってみせる。

医師はラクシュミーちゃんの成長を待って顔の形成手術をすることを勧めているが、夫妻は経済的な余裕がないため、何らかの援助を受けることも考えているようだ。



なおこの一家には、「ラクシュミーちゃんを家族みんなで支えているのがよく分かる。とても元気づけられた」「とても素敵な両親だと思う」「美しい心を持った子だと思う。このままたくさんの愛を受けて育っていって欲しい」「絵がとても上手だね。美しい心の中が見えるよう」「あなたはとても美しい。幸せになって!」といったコメントが寄せられており、ラクシュミーちゃんの笑顔に多くの人が癒されているようだ。



画像は『Born Different 2022年5月30日付Instagram「When she was born」』『NY Daily News 2015年3月31日付「Indian girl born with elephant’s ‘trunk’ hailed as Hindu god」(COVER ASIA PRESS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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