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【海外発!Breaking News】確率8万分の1、卵膜に包まれて誕生した“特別”な双子に医師も驚愕(ブラジル)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年7月19日 23時30分

ブラジルの私立病院で6月11日、卵膜と羊水に包まれた“被膜児”の双子姉妹が誕生した。確率が8万分の1という非常に珍しい双子の誕生はカメラが捉えており、同病院のInstagramに投稿されて話題となっている。『The Mirror』などが伝えた。

ブラジルのポンテ・ノバにある「ノッサ・セニョーラ・ダス・ドーレス病院(Hospital de Nossa Senhora das Dores)」で先月11日、クリスチアーニ・ムッチさん(Cristiane Mucci)がマリア・セシリアちゃん(Maria Cecilia)とマリア・アリスちゃん(Maria Alice)という双子姉妹を出産した。

分娩は帝王切開手術によるもので、双子は産婦人科医のエミリオ・ガラヴィーニ医師(Dr.Emilio Garavini)によって取り上げられた。

同医師は卵膜と羊水に包まれたままで誕生した“被膜児”の双子に驚愕したそうで、Instagramには「双子の誕生は普通とは違う特別なものでした」と綴られている。

動画では、羊膜の中で窮屈そうに体を丸める2人がしっかりと映し出されており、医師が羊膜の外側を拭くと、顔をしかめたり手足を動かす姿も見て取れた。



ガラヴィーニ医師はその後、羊膜を指でつねるようにして破水させたそうで、もうすぐ生後5週になる双子は健康にすくすく育っているという。



なお被膜児は日本では幸帽児(こうぼうじ)とも呼ばれ、幸運の象徴と考えられている。また英語圏でも縁起が良いと信じられており、“マーメイド・バース(人魚の出産)”または“エンコールバース(en caul birth)”と言われるようだ。さらに、卵膜内は羊水で満たされていることから「被膜児は一生溺れることはない」という迷信もあり、双子の誕生で3人の女の子の母となったクリスチアーニさんは幸先のいいスタートを非常に喜んでいるという。



ちなみに被膜児は自然分娩よりも帝王切開のケースで多く、超低出生体重児の分娩でのリスク回避やストレス軽減のために選択されることもあるという。体が小さい低出生体重児の赤ちゃんのほうが発生頻度が高いものの、確率は8万分の1と稀だそうだ。

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画像は『Cristiane Mucci 2022年7月15日付Instagram「As gêmeas empelicadas da MINHA VIDA!」、2022年7月17日付Instagram「Amor sem igual」』『Hospital N. Senhora das Dores 2022年7月14日付Instagram「Maternidade do HNSD registra nascimento de gêmeos empelicados」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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