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【海外発!Breaking News】生後6か月で右眼球を失った25歳女性、金色に輝く義眼で自信が持てるように(英)

TechinsightJapan 2022年8月1日 4時0分

生後6か月で右目の眼球を失った女性は今年2月、金色の義眼を手に入れたことで自分に自信が持てるようになった。昨年11月に25歳を迎えた女性が自身の病気やいじめ、人生を変えた斬新な義眼などについて語り、「自分を受け入れ、前向きに生きよう」と呼びかけている。『The Mirror』などが伝えた。

英リバプールに住むダニー・ウィンローさん(Danni Winrow、25)は生後6か月の時、右目の眼球内に「網膜芽細胞腫」という悪性腫瘍があることが判明した。この病気は乳幼児に多く、早期発見できれば眼球を摘出せずに済むが、ダニーさんの場合は瞳が白くなる白色瞳孔や斜視といった症状を医師が見落としたため発見が遅れてしまった。

ダニーさんは当時のことをこのように語っている。

「母は私が泣き続けるので何度も病院に行ったけど、医師には『まだ赤ちゃんだし問題ない』とその度に帰されたそうよ。ただ母は『絶対、何か異常があるに違いない』という直感を信じ、セカンドオピニオンを求めて検眼医を訪れたの。そしてそこで網膜芽細胞腫と診断され、すぐに右目が摘出されたわ。医師には『あの時に病院に来ていなかったら、あの子は1週間以内に命を落としていただろう』と言われたそうよ。」

こうして幼い時に右目の眼球の摘出手術を受けたダニーさんは、長い間義眼を入れて生活してきた。しかし残った左目はヘーゼルにグリーンがかった色で、なかなかピッタリ合う色が見つかないばかりか、義眼が原因で学校ではいじめを受けてきたという。

ダニーさんは「幼い頃、学校で目をこすっていたら義眼が外れてしまってね。自分で戻すことができず、親が来るまで一人で眼帯をして過ごしたことがあったわ。仲間外れにされることも度々あって、そのうち毎日必ず義眼を入れ、前髪を伸ばして目を隠すようになったの」と語ると、このように続けた。

「最も屈辱的な思いをしたのはバーのマネージャーとして働いていた時だった。バーでは『あんた、私を見ているの? それとも私の後ろの人を見ているの?』と言われたこともあるし、ある男性客には約3250円(20ポンド)のチップを渡されて『死んだ目を治してきな』と言われたわ。私はチップをもらった後で、男性を店から追い出してやったわよ。」



そんなダニーさんに転機が訪れたのは、右目の義眼をカスタムメイドした今年2月のことだった。

いつも自分に自信が持てなかったというダニーさんは昨年、Instagramを通してある女性に出会い、自分と同じような立場の約20人と話をする機会に恵まれた。イベントを主催した女性も義眼を使用しており、「カスタムメイドの義眼を多用し、人生をもっと楽しもう」と提唱していたという。

ダニーさんはこの時の出会いがきっかけで「自分に自信が持てず、悩んでいたのは自分だけではない」と気付き、次のように考えるようになったそうだ。

「義眼のことで嫌なことを言われるなら、いっそのこと彼女のように楽しんでみよう。眼球がないことは変えられない事実、それならば受け入れて前に進もう。」



こうして昨年11月、ダニーさんは“キラキラ光る金色の義眼”を約26300円(162ポンド)でオーダーし、3か月後に自分だけの特注品を手にしたのだった。

現在公務員として働くダニーさんは「私が金色の瞳を選んだのは、金のメイクをすることが多いから。それに右目の金色が、左目のグリーンをうまく引き立たせてくれるのよ。今ではこの義眼を入れていることがほとんどだし、他の人が私をどう見ようと気にしないようになったわ。だって今までのように自分を嫌だと思うことがなくなったし、自分に自信がついたの。むしろ自分のことをもっと見てもらいたいくらいよ」と笑顔で話す。



そして「金色の義眼で心のつかえが取れた気がするし、とても幸せだと感じるの。私の家族やボーイフレンドには『あなたはもっと自分に自信を持つべき』とずっと言われてきたから、彼らもとても喜んでくれているわ。私は今が人生の中で最高の時だと思えるの!」と続け、最後にこう語った。

「網膜芽細胞腫についてもっと多くの人に知ってもらいたいわね。そして義眼で悩みを持つ人には、自分がロールモデルとなりインスパイアすることができれば嬉しいわ!」

画像は『The Sun 2022年7月28日付「GOLDEN EYE Barmaid swaps false eye for sparkly gold version after cruel punters’ comments」(Credit: Kennedy News)』『The Mirror 2022年7月28日付「Barmaid bullied for missing eye by nasty drinkers gets incredible replacement」(Image: Kennedy News / Copyright unknown)(Image: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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