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【海外発!Breaking News】IQ162の11歳少年 『ハリー・ポッター』の超難問に本の該当頁を開いて見事に当てる(スコットランド)

TechinsightJapan 2022年8月31日 21時0分

7月16日にIQ(知能指数)テストを受けたスコットランド在住の11歳少年が、一般的なIQ85~114を大きく超えるIQ162という高い数値を叩き出した。物理学者であるスティーヴン・ホーキング博士はIQ160であり、これを上回ったことで注目を集めている。『LADbible』などが伝えた。

今回IQテストで好成績を残したのは、スコットランドのロッホゲリーに住むケヴィン・スウィーニー君(Kevin Sweeney、11)だ。先月16日にエディンバラにて複数あるIQのテストの1つである「キャッテル・III・Bスケール」を受けたケヴィン君は、物理学者スティーヴン・ホーキング博士(Stephen Hawking)のIQ160よりも高いIQ162という結果を出した。

平均的なIQの数値は85~114と言われており、140を超えると高いIQの持ち主とみなされる。IQ162は上位1%のみが持つ数値であり、理論物理学者のアルベルト・アインシュタイン博士(Albert Einstein)は公式なIQテストを受けていないがIQ160はあると言われているため、ケヴィン君のIQはアインシュタイン博士をも上回る数値となった。

自閉症を持つケヴィン君はその日、IQテストを受けた唯一の子どもの受験者だったそうで、父親のエディ・スウィーニーさん(Eddie Sweeney、40)は「大人ばかりに囲まれて圧倒されるかと思いきや、ケヴィンは『こんにちは。ケヴィンです』とみんなに挨拶しておしゃべりしていました。今回の結果はとてもすごいことで、私たちはケヴィンを誇りに思いますし、ケヴィンは結果を聞いて大喜びで庭を駆け回っていましたよ。私たちが思っていた以上に、ケヴィンにとって大きな意味のあることだったようです。ケヴィンには困難が付き物ですが、その可能性を最大限に引き出してあらゆる機会を与える手助けをしたいと思っています」と明かした。

非常に高いIQ数値を持つケヴィン君だが、エディさんも母親のローラ・スウィーニーさん(Laura Sweeney、39)もそれほど驚いてはおらず、むしろ納得の結果だったという。というのもケヴィン君は小学校に入る前から字を読めたことに加えて『ハリー・ポッター』の全巻の内容を驚くほど把握しており、チャンター(バグパイプのパーツで、奏者がメロディーを奏でる時に使う、縦笛に似た楽器)やピアノ、ギターの弾き方も習得したという。また元素が並ぶ周期表を1週間足らずで全て暗記したこともあったそうだ。

実はエディさんとローラさんは2019年にIQテストを受けており、ケヴィン君が「自分も受けたい!」と言い出したが10歳以上にならないと受けられなかった。ローラさんは自身もテストを受けたからこそテストの難しさを理解しており、解けない問題があったもののケヴィン君は全ての問題を正確に解いたという。

ケヴィン君はその才能を普段から発揮しており、クイズ番組を見ていた際には250000ポンド(約4060万円)の賞金がかかった難易度の高い問題が出題されると、選択肢が出てくる前に答えを当てたという。

また『ハリー・ポッター』のストーリーの中に出てくるバスの運賃を答える問題では、ケヴィン君は番組の中で発表された答えが違うと言って譲らなかった。そして上の階に行くとたった数秒で該当巻を取り出し、そのページを開いて自分の答えが正しいことを証明したのだ。実際には原作と映画版で異なっていたようだが、それでもケヴィン君が巻数やページまで覚えていたことに驚きを隠せない。

そんなケヴィン君が尊敬する人の1人に、世界最強の男として2度の栄冠に輝いたトム・ストルトマンさん(Tom Stoltman)がいる。エディさんは「ケヴィンは自分が自閉症であることオープンにしており、そのことを『スーパーパワーだ!』と表現しています。これまで困難があった時も、この言葉によって乗り切ってきたのです」と明かした。

なおIQ162を叩き出したケヴィン君は、全人口の上位2%のIQを持つ人が入会できる国際グループ「メンサ(MENSA)」のメンバーとして招待を受けたと報道されている。

画像は『LADbible 2022年8月29日付「11-year-old British boy beats Stephen Hawking and Albert Einstein in IQ test」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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