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【海外発!Breaking News】右眼球を摘出した8歳女児、キラキラ輝くピンク色の義眼で“スーパーヒーロー”に(英)

TechinsightJapan 2022年9月4日 6時0分

約6年前、がんで右の眼球を摘出した8歳の女児がこの夏、本人たっての希望でキラキラ輝くピンク色の義眼を手に入れた。新しい義眼は「まるでスーパーヒーローのよう」と大好評で、女児は非常に喜んでいるという。『Hertfordshire Mercury』などが伝えた。

英ハートフォードシャー郡アボッツ・ラングリーに住むデイジー・パスフィールドちゃん(Daisy Passfield)は2015年10月、生後14か月の時に網膜に発生する悪性腫瘍「網膜芽細胞腫」と診断された。これは乳幼児に多く、瞳が白く見える白色瞳孔や斜視などで発見される。

母アシリアさん(Alysia、30)は当時、娘の写真を見ていて右の瞳が白く光っていることに気付いたそうで、診断後すぐに化学療法が始まった。しかし6クール(サイクル)後も腫瘍は縮小せず、医師は抗がん剤を動脈から投与する動注化学療法を試みたが効果はなかった。それどころか腫瘍が眼球の外に転移する恐れがあることが分かり、両親は2016年9月までに右の眼球の摘出を決意した。

こうして2歳の時、4時間にわたる摘出手術を受けたデイジーちゃんはそれ以来、右目には左目と同じ青系の義眼を入れてきた。ところが今夏、最もデイジーちゃんらしいという“キラキラ輝くピンク色の義眼”を作ったところ、これが非常に好評なのだという。



アリシアさんは「娘はキラキラしたものやメイク、自分を可愛く見せるアイテムが大好きでね。義眼を製作する際に『新しい義眼は大好きなキラキラ光るピンク色にしたい』と言って、私たちや医療関係者を驚かせたの」と当時を振り返る。



こうして7月28日、デイジーちゃんは初めて新しい義眼を装着、周りの人の反応を見ては喜び、笑顔が絶えないそうだ。



デイジーちゃんは「私はキラキラ光るピンク色の目を見てもらうことができて、とても幸せなの。学校ではみんなに輝く目を見せたいし、今からワクワクするわ。だって私と同じように、誰もがきっとこの目を気に入ってくれると思うから」と明かすと、こう続けた。

「これまで私が話をした人たちはみんな、私の目を見て『なんて可愛いの!』と言ってくれたわ。友達の中には『スーパーヒーローの目とか、ドラゴン、ユニコーンの目のようだ』と言う子もいてね。私が好きなものばかりなのよ!」



なおアリシアさんは、“スーパーヒーロー”のような娘について、誇らしそうにこう述べている。

「あの子は障がいがあっても普通の人と全く変わらない生活を送っているわ。それに私がこれまでに会った中で、最も自信に満ち溢れた人の1人なの!」

画像は『Hertfordshire Mercury 2022年8月30日付「Abbots Langley girl gets pink sparkly ‘superhero eye’ after retinoblastoma cancer battle」(Image: SWNS)』『The Mirror 2022年8月30日付「Girl, 8, receives ‘sparkly ‘superhero’ eye after battling rare cancer as a baby」(Image: Alysia Passfield / SWNS)(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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