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【海外発!Breaking News】体調不良で除去した18年使用の豊胸バッグ、変色しカビが浮遊(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年9月19日 4時0分

体調不良で18年間使用した豊胸バッグを除去した女性は、豊胸バッグ内に黒いカビが浮遊していたことを知った。女性は今月12日、TikTokでこれまでの経過を報告すると、現在までに再生回数が530万回を超えるほど大きな反響を呼んでいる。『The Sun』などが動画とともに伝えた。

米テキサス州ヒューストン在住の2児の母、メリッサ・リマさん(Melissa Lima、49)は2002年、両胸に生理食塩水の豊胸バッグを挿入する手術を受けた。

メリッサさんは米メジャーリーグベースボールで活躍していたホセ・リマの妻(2005年に離婚)として知られており、豊胸手術を決めた理由を「カメラに映る機会が多いのに、自分に自信が持てなかった」と明かしている。

しかし手術から8年後の2010年、メリッサさんは関節の痛み、体の腫れ、発疹に悩まされるようになり、うつ状態に陥ることもあった。

当時のことをメリッサさんはこのように振り返る。

「体調不良の原因が分からなくて。訪ねた医師は数知れず、そのうち『このまま原因も分からず、回復しないのでは…』と諦めてしまったの。ベッドから抜け出せず、2人の息子に食事を作ることさえできなくなり、『もしかしたら子供たちは、私がいないほうがいいのでは』なんて思うようになっていたわ。」

そんな状態が続いたある日、メリッサさんは友人から「乳房インプラント疾患(breast implant illness、以下BII)について調べてみたら?」とアドバイスを受けたという。

BIIとは公式に認められた疾患ではないものの、豊胸インプラント(豊胸バッグ)を挿入した患者に関節や筋肉痛、慢性疲労、睡眠障害、発疹などの皮膚の問題、認知機能障害、うつなどの症状がみられるもので、多くの場合はインプラントを取り除くことで症状の軽減、または完全な回復が見込まれる。

リサーチの結果、自身の症状がBIIと似ていることに気付いたメリッサさんは2020年10月、豊胸バッグの除去手術を受けた。挿入から実に18年、体調不良に悩まされるようになってから10年が経過していた。



そして今月12日、メリッサさんはTikTokでこれまでの経過やBIIの症状を報告し、変色し黒いカビが浮遊した豊胸バッグを披露すると「除去手術は私の人生を変えた」と述べ、次のように明かした。

「豊胸バッグを除去した数時間後には、顔や目の腫れが引いていくのが分かったわ。手術をしたことで、やっと普通の自分を取り戻した気がするの。そして私は今、最高の人生を生きているわ!」

メリッサさんは「豊胸バッグ内のカビが体内に染み出していたことが体調不良の原因だろう」と推測しており、息子2人のためにも「2度と豊胸バッグは使用しない」と誓ったそうだ。



ちなみにメリッサさんの動画には、「これは怖い」「兆候を見逃さないことが大切ね。シェアしてくれてありがとう」「私は20年前に豊胸手術を受け、体調不良で苦しんでいる。除去したい!」「私も同じ症状が出ているわ! ただ職を失ったばかりで健康保険に未加入なの」「ここまで酷いカビを見るのは初めて」「除去して若返ったように見える」「元気になってなにより!」「これを見たら、豊胸手術はできないわ」といったコメントが寄せられている。



なおテキサス州ヒューストンの形成外科医チャールズ・ポールセン氏(Charles Polsen)は「たとえ問題がなくても、挿入後10年が経過したら豊胸バッグの検査を受けることを勧めています」と述べている。



画像は『Melissalima 2022年9月12日付TikTok「This is your sign.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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