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【海外発!Breaking News】胸部が結合した双子がインドで誕生 分離手術が検討される<動画あり>

TechinsightJapan 2022年10月13日 5時0分

世界保健機関(WHO)の2020年の報告によると、インドでは毎年170万人以上もの先天性欠損症の子供が生まれているそうだ。今月にインドで誕生した双子も身体に奇形を持っており、それぞれに頭部や四肢があるものの胸部が結合していたという。『Dainik Bhaskar』『The Mirror』などが伝えている。

インド、ラージャスターン州ナーガウル県メルタ市内の私立病院「Ram Hospital and Research Center」で現地時間6日、胸部が結合した男の双子の赤ちゃんが誕生した。母親は地元の村に住むラリタ・ナヤクさん(Lalita Nayak、23)で、この日は陣痛に耐えかねて家族に連れられてきたという。

医師はすぐに超音波検査で胎児を確認したところ、双子であることが分かったものの異常が見られたため、夫のジテンドラさん(Jitendra)に承諾を得たうえで帝王切開を行うことにした。

そして母体にも危険が及ぶことなく、双子も無事に誕生した。それぞれに頭があり手と脚も2本ずつあったが、唯一普通の双子の赤ちゃんと異なっていたのは胸部が結合していたことだった。医師は超音波検査で双子に異常があることを知っていたものの、その様相に驚きを隠せなかったという。

当時の様子を撮影した動画には、双子がそれぞれ息をするたびに結合した胸部の左右が別々に動いている様子が見て取れる。今回の出産を担当した産婦人科医のプリヤンカ・イナーニーヤ氏(Dr Priyanka Inania)と外科医エスピー・シャーマ氏(Dr SP Sharma)は「双子は健康だが、このような希な症例は通常生存率が低い」と懸念を示した。

現在、双子は同州ジョードプルにある「全インド医科学大学病院(All India Institute of Medical Sciences)」に転院しており、専門家チームによるMRIやCTスキャンなど様々な検査が行われた後に分離手術を行うかどうか判断されるとのことだ。



ちなみにインドでは8月にも、2本の脚が結合しまるで腰から下に角が生えたような赤ちゃんが生まれて大きな関心を集めた。アメリカ国立生物工学情報センター(NCBI)のウェブサイトによると、インドでは異常な出産のリスク要因を抱える中で人々が生活しているとし、その例として出産率の高さ、母親の栄養状態の悪さ、血族結婚率の高さをあげている。



画像は『Dainik Bhaskar 2022年10月7日付「दो सिर, चार-चार हाथ पैर, सीने से जुड़े बच्चे जन्मे:AIIMS जांच करेगा अलग होंगे या नहीं, अभी दोनों स्वस्थ」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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