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【海外発!Breaking News】道を間違えた男性が火災を発見し子どもを含む住人4人を救う 母親は「彼がいなければ無事では済まなかった」と感謝(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年11月2日 21時0分

先月30日、運転していた男性が曲がる道を間違えたおかげで火災を発見し、8歳の子どもを含む住人4人を避難させることができたというニュースがアメリカより届いた。この4人はきょうだいで、当時両親は外出して家にいなかった。「彼が子ども達の命を救ってくれた」と母親は男性に感謝の意を表していると『New York Post』などが伝えた。

10月30日、米アイオワ州レッド・オークを運転していたブレンドン・バートさん(Brendon Birt)は、本来曲がる場所と間違えた角を曲がってしまった。どこかで軌道修正をすればいいと思いそのまま車を走らせると、1軒の民家から炎が出ているのを発見した。

ブレンドンさんは「夜も遅かったのでその家には誰かがいると思い、早く行動しなければいけないと考えましたね」と火災を発見した当時を振り返った。確証はなかったが中に人がいたら大変だと考えたブレンドンさんは、炎の上がる家の窓を強く叩き「火事だ!」と叫んだ。

あっという間に炎が広がり事態は刻一刻と悪化していたと当時の状況を話すブレンドンさんは、誰かが出てこないか少しの間待っていた。当時の様子を捉えた玄関の防犯カメラの映像には、真っ赤な炎が燃え広がる玄関ポーチの様子が映っていた。そしてすぐに玄関から8歳、14歳、17歳のきょうだい3人が走って出てくる姿が映った。

その後も炎は勢いを増す中、22歳の長男ブライス・ハリソンさん(Bryce Harrison)が最後に玄関から走り出てきてなんとか脱出することができた。家の中にいる人が逃げ遅れてしまわないか気が気ではなかったブレンドンさんは、「子ども達が家から出てきたときは泣き崩れそうになりましたよ」と子ども達の無事に安堵した。

子ども達によると家の煙探知機は作動しておらず、ブレンドンさんがドアを叩き叫んだ声で目を覚まして火事に気がつくことができたと明かした。眠っていたというブライスさんは「オーブンのような熱気と炎で目を覚ましました」と地元メディアに明かした。弟のクリストファー・リーマン君(Christopher Lehman)は「リビングルームは全てが真っ黒だった」と避難時に見た光景を振り返った。

この火災が発生したとき子ども達の父親は仕事に、母親のテンダー・リーマンさん(Tender Lehman)は実家に用事があり出掛けていた。電話で家が火事になった知らせを受けたというテンダーさんは「子ども達はブレンドンさんのおかげで助かったんです。彼がいなければ子ども達は無事では済まなかったと思います。この場所で命が救われたんです」とブレンドンさんに大きな感謝の意を示した。

また子ども達は飼っていた愛犬たちを助けようとし2匹は助かったが、5匹は煙を吸い込んだ影響で死亡してしまったと報道されている。この火災で家はほとんど焼け落ちてしまい、一家は現在キャンピングカーを借りて生活している。



ちなみに今年7月には配達中に火事が起きていた家の前を通った男性が、取り残された子ども5人を救出する緊迫した映像が注目を集めていた。



画像は『New York Post 2022年10月31日付「Iowa man rescues 4 siblings from house fire after making wrong turn」(ring.com)(Credit: Tender Lehman/ Christoph)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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