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【海外発!Breaking News】「ポンッという音がした」手術後に飛行機に乗った女性が気圧で頭が破裂したと主張(英)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年11月2日 22時1分

飛行機を利用した人の中には飛行高度による圧力で耳などに圧迫感を感じる人もいるが、このほどイギリスに住むある女性が機内の圧力により頭が破裂したと主張し、多くの人を驚かせている。女性は手術後に飛行機に乗ったことで耳の後ろにある縫合箇所が破裂したと話している。『New York Post』『The Mirror』などが伝えている。

ポーランド出身で現在イギリス在住のヴェロニカ・ロッサさん(Weronika Rossa)が、10月20日にTikTokに投稿した飛行機で起きた出来事についてキャプションで説明した動画が、これまでに840万回以上も視聴されるほど多くの関心を集めている。

ヴェロニカさんは10月にボーイフレンドを伴ってトルコを訪れ、目尻を切開することで目の横幅を長くし目を大きく見せることができるキャットアイリフトと呼ばれる美容整形手術を受けている。滞在中、その前にはネックリフト手術も受けていたという。そして手術後ほどなくして飛行機に乗り、イギリスに戻ろうとしたのだが彼女は機内で悲惨な経験をすることとなった。

ヴェロニカさんは機内で眠りについたあと起きてみると頭に痛みがあることに気づいたという。そしてトイレに向かうと耳の後ろ側で何かが破裂するような音がしたそうだ。その直後にヴェロニカさんは首筋に温かい液体が流れる感覚を感じて手で触ってみたところ、耳の後ろ側から流血していることに気づいたとのことだ。ヴェロニカさんは当時をこのように語っている。

「私たちは飛行機に乗ったあと落ち着いていました。それで朝の2時頃から行動してたのですぐに眠りについたんです。ところが目が覚めるとすごく痛くて…。もう何だか全体が痛いというか…。それで私は立ち上がってトイレに行ったんですが、この時(頭から)『ポンッ』っていう音が聞こえて、一瞬何が起きたか分からなくて怖くなり心臓がバクバクしてました。」

ヴェロニカさんによると、耳の後ろ側にある手術の縫合箇所が破裂してしまったという。彼女はフォックスアイリフトの手術を受けた際に美容外科医によって耳の後ろ側に手術後に溜まった排液を排出するためのドレーン(管)を施されていたようだ。しかし排液が完全に排出されていなかったために皮膚が盛り上がり、最終的に高度飛行による圧力が要因で破裂してしまったとのことだ。

この後、ヴェロニカさんは耳の後ろ側から首筋に流れ落ちた血液の混じった排液を拭き取り、飛行機が着陸するまでの間、包帯の下にたくさんのティッシュをあててずっと痛みに耐え続けていたという。そして着陸後に髪の毛についた排液を洗い流し、縫合が破れた箇所の写真を撮って施術した美容外科医に送った。

すると美容外科医からは「他の医療機関では治療はせず、処方した抗生物質のクリームを患部に塗布しつづけるように」と言われただけだったそうだ。その上、この美容外科医は手術をして間もないヴェロニカさんが飛行機に乗っても問題がない事を証明するための診断書の発行まで忘れていたという。

そのため、ヴェロニカさんは空港で他の医師による診断書を100ドル(約1万4700円)支払って手に入れなければならなかった。その後、ヴェロニカさんは開いてしまった縫合箇所が感染症を起こしてしまったと明かしているが、幸いにも現在は順調に回復しているとのことだ。

ちなみに、ヴェロニカさんは手術後7日以内に飛行機に乗ったようだが、米ニューヨークのダブルボード認定(医療分野の基本領域である専門医を2つ以上取得している事の認定)の顔面形成外科医であるジェニファー・レヴィーン博士(Jennifer Levine)は、「通常手術後の患者は飛行機に乗る際に7~10日間は待つ必要がある」としているが、ヴェロニカさんの場合は、「傷の説明からすると標準的な目尻切開術(キャットアイリフト)以上のことが行われたようなので、10~14日ほど待った方が良い」と語っている。



画像は『Weronika 2022年10月20日付TikTok「Still not over how gross it was」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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