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【海外発!Breaking News】33歳妊婦のお腹から胎児を取り出した42歳女、事件は最悪の結末に(米)

TechinsightJapan 2022年11月10日 5時0分

米ミズーリ州に住む42歳の女が今月3日、妊娠31週だった33歳の女性を誘拐し、お腹から胎児を奪って殺害したとして逮捕された。赤ちゃんもその日のうちに死亡しており、事件は2重の悲劇という最悪の結末を迎えた。『Metro』などが伝えている。

「どうしても赤ちゃんが欲しかった」―そんな自分勝手な理由で妊婦を殺害し、赤ちゃんの命まで奪ったのはミズーリ州に住むアンバー・ウォーターマン(Amber Waterman、42)で、先月25日に母親を対象とした偽のFacebookグループを作成していた。

アンバーはその中でルーシー・バローズ(Lucy Barrows)と偽名を使い、妊娠後期だったアーカンソー州ベントン郡に住むアシュリー・ブッシュさん(Ashley Bush、33)と知り合った。

そして妊娠合併症のため在宅でできる仕事を探していたアシュリーさんに「いらなくなった子供服を手渡ししたい。またあなたにぴったりの仕事があるので紹介したい」と話を持ちかけ、3日後の28日にベントン郡グラベットの図書館でアシュリーさんとフィアンセのジョシュ・ウィリスさん(Josh Willis)に対面した。

さらに3日後のハロウィンの日、ルーシー(アンバー)は「仕事を始める前にベントン郡ベントンビルの上司に会う必要がある」とアシュリーさんを言葉巧みに誘い出し、同郡メイズビルのコンビニで待ち合わせをした。

その日、アシュリーさんをコンビニまで送っていったのはジョシュさんで、当時のことをこのように振り返る。

「アシュリーから『3時頃に戻る』とメールをもらい迎えにいった。でも本人の姿はなく、ルーシー(アンバー)がトラックで走り去るのを見かけて慌てて追いかけた。彼女は私に気付いたようだったが、トラックが止まることはなかった。私はしばらく後を追いかけたが、途中でトラックを見失った。」

「アシュリーには一晩中メールを送り、電話もかけたが連絡はつかなかった。ルーシー(アンバー)が紹介すると言っていた会社に電話すると、『ルーシー・バローズという女性は勤務していない』と言われた。」

こうして警察が捜査に乗り出し、ルーシー・バローズのFacebookのアカウントから、アーカンソー州境近くのミズーリ州パインビルに住むアンバーが浮上した。そしてアンバーに事情聴取をしたところ、「31日は一日家にいたが急に産気づいた。赤ちゃんは死産だったため、緊急通報をした」と話したという。

ミズーリ州マクドナルド郡の保安官代理によると、救急隊は赤ちゃんを蘇生させることができなかったそうで、遺体は翌11月1日に葬儀場に搬送されていた。アンバーは2日午後1時に赤ちゃんの葬儀を予定していたものの、警察が検視官にDNA鑑定を依頼したことで事件が発覚、トラックの中にも血痕が見つかったことなどから翌日に逮捕された。

またアンバーの夫ジェイミー(Jamie、42)も同日、証拠隠滅等罪などで逮捕されており、ジェイミーは「妻に『アシュリーさんを殺害した』と打ち明けられた。一緒に遺体を燃やし、家からそう遠くない場所に捨てた」と供述、遺体の一部は3日にミズーリ州内で発見されている。



警察はアンバーがアシュリーさんを射殺してから胎児を取り出したものと推測しており、DNA鑑定をした検視官は「16年も仕事をしていて初めてのケースだよ。本当に狂っている」と頭を抱えたそうだ。



一方で亡くなったアシュリーさんとの間に2歳、7歳、8歳の3人の子供がいるジョシュさんは、亡くなった女の赤ちゃんにヴァルキュリー(Valkyrie)と名付けており、「2人が生きていて、私たちと一緒にいてくれたら…と願わずにはいられない。こんなことをするなんて全く信じられない。吐き気がするほどうんざりしているよ」と述べ、悔しさをかみしめた。

画像は『New York Post 2022年11月7日付「Missouri woman allegedly killed pregnant mom to steal unborn baby」(McDonald County Sheriff’s Department)(Benton County Sheriff’s Office)(KHBS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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