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【海外発!Breaking News】コウモリをまるごと調理したスープを食べたタイのブロガーが逮捕「あまりにも危険」<動画あり>

TechinsightJapan 2022年11月12日 21時0分

タイのブロガーで教師の女が今月7日、フォロワー数40万人超のYouTubeでコウモリをまるごと調理したスープを食べる姿を披露したところ「あまりにも危険な行為」と非難が殺到した。コウモリはタイで保護種に指定されており、女は3日後に当局に逮捕されている。『The Daily Star』などが伝えた。

タイ東北部サコンナコーン県に住む女教師、フォンチャノック・スリサナクルア(Phonchanok Srisunaklua)が7日、「辛くて美味しいものを食べること」を意味するYouTubeチャンネル「Gin Zap Bep Nua Nua」で、小型のアジアコイエローハウスコウモリ(Lesser Asiatic Yellow Bat)を食べる様子を投稿したところ、抗議の声が殺到した。

動画では、ミニトマトが散りばめられた茶色のスープの中にコウモリ数匹が丸ごと浮いており、フォンチャノックはそれを手でちぎり、辛いソースに付けながら「美味しいわ」「コウモリには歯があるの」などと言って口に運んでいく。

動画は1分40秒ほどで、フォンチャノックはコウモリの翼の両端を持ってカメラの前に晒してみたり、骨を音を立てて食べ「コウモリの骨は柔らかいのよ」と満足そうな笑顔を見せている。

フォンチャノックは「調理したコウモリはタイ北部、ラオスの国境沿いのマーケットで購入した」と明かしており、この動画には「コウモリを食べたら危険なのでは?」「これはショッキング」「1人で死ぬのなら誰も君を責めることはないだろう。でもこれが原因でパンデミックが始まったらただでは済まないよ」といったコメントが殺到した。

問題の動画はすでにYouTubeから削除されているが、ファンチャノックはのちに謝罪動画を投稿し、悲痛な表情で「軽率だった。ニ度とコウモリを食べたりしない」と約束した。

またこの動画は「タイ国立公園・野生生物・植物保護局」の野生生物健康管理部門の責任者で獣医でもあるパタラポン・マニーオン氏(Pattaraphon Manee-on)の目にも留まり、同氏は「あまりにも衝撃的」と述べるとこう説明した。

「コウモリはたくさんの病原体を保有しているため、これは非常に危険な行為であり、タイだけでなく世界中のどこであっても起きてはいけないことです。高温で調理することで病原菌が死滅するという決定的な証拠はなく、コウモリの唾液、血液、皮膚に触るだけでも危険だと考えられるのです。」



なお地元警察は10日、「野生生物保護法」違反及び「コンピューター関連犯罪法」違反でフォンチャノックを逮捕しており、有罪が確定すれば最高5年の懲役刑、または約196万円(50万バーツ)の罰金が処せられるという。



ちなみに今年5月には、生きたカニを食べる女性の動画がTikTokに投稿され、「動物虐待にあたるのでは?」「寄生虫の心配をするべき」「文化の違いだろう」などと物議を醸していた。



画像は『สรยุทธ สุทัศนะจินดา กรรมกรข่าว 2022年11月8日付Facebook「ครูสาว ไลฟ์ขอโทษ รับคิดน้อย ขาดสติ」』『The Daily Star 2022年11月10日付「Vlogger faces jail after feasting on bat flesh and bones in clip sparking pandemic fears」(Image: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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