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【海外発!Breaking News】野生のサイに優しく起こされた昼寝中の犬、目覚めた瞬間パニックに(ネパール)<動画あり>

TechinsightJapan 2022年11月17日 20時0分

サイは陸上に生息する哺乳類の中でゾウに次ぐ大型動物だが、その巨体に似合わず普段はとても穏やかな性格をしているという。このほどネパールで野生のサイと野良犬のやり取りを捉えた動画が撮影され、SNSに公開されると多くの人々を笑顔にした。昼寝中だった犬はサイに起こされてパニックに陥ってしまったようだ。『Metro』『News18』などが伝えた。

インド森林局の職員であるスサンタ・ナンダさん(Susanta Nanda)が今月15日、Twitterに投稿した動画が注目を集めている。動画には道路脇の草の上で気持ち良さそうに昼寝をしている野良犬の姿があるが、そこへ1頭のサイがゆっくりと犬に向かって歩いてきた。

サイはそばまでやって来ると、攻撃することもなく眠っている犬の腰の部分にそっと鼻を当てた。何かに触れられたことに気づいて目を覚まし、顔をあげて振り返ってみた犬は目の前のサイに驚き、突如パニックに陥ったかのように鳴き声をあげながら一目散に逃げていった。

人間の居住地を野生のサイが練り歩いていることに驚くが、そのことよりも犬の慌てぶりが多くの人に笑いをもたらしたようだ。動画には「サイが本当に優しいという真実を見たいあなたへ」と言葉が添えられているが、人々からはこのような声が寄せられた。

「犬は怖がっていたけど、もし人間がこんな大きなサイに起こされたら心臓発作を起こしているかも(笑)」
「この優しい巨人はとても優しくて柔和な魂を持っているのね。でもワンちゃんにとってあまり良い日じゃなかったみたい。」
「この草食の大型動物は自分より小さな体格の生物に対して本当に優しい心を持っている。眠っている犬に鼻を寄せているのが、それを証明しているよ。」

インドメディア『The Indian Express』によると、この動画はネパールにあるチトワン国立公園付近のラトナナガル村で撮影されたそうだ。この付近にはインドサイが生息しており、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅の危険性が高いと判断される「危急種」に指定されている。



しかしながらチトワン国立公園はサイの生息数がもっとも増加している地域で、昨年4月に『CNN』が伝えた記事によると、増加に至った要因は複数あるもののサイの密猟に対する取り締まりを強化したことに加え、同国立公園を訪れる観光客が大幅に減り、サイの生息地が乱されるようなことが無かったためではないかと伝えている。

If you wanted any proof that the Rhinos are really gentle pic.twitter.com/6WhK5VMyqr— Susanta Nanda (@susantananda3) November 15, 2022

画像は『Susanta Nanda 2022年11月15日付Twitter「If you wanted any proof that the Rhinos are really gentle」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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