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【エンタがビタミン♪】山崎育三郎、16歳で孤立無援な海外留学 差別受けるも「ひとりで踊った」勇気が自身の原点に

TechinsightJapan 2022年11月18日 12時6分

俳優・歌手の山崎育三郎(36)が「SUITS OF THE YEAR 2022(スーツオブザイヤー2022)」の「アート&カルチャー部門」を受賞、17日に都内で開催された授賞式にVTRにてメッセージを寄せた。この受賞を「本当に光栄」と喜んだ山崎は、自身の原点と言える“人生最大のチャレンジ”について語った。

「SUITS OF THE YEAR 2022」にて芸術・文化、エンターテインメントを通じて世の中に感動を与えた人に贈られる「アート&カルチャー部門」を受賞した山崎育三郎はスタイリッシュなスーツ姿でVTRに登場した。ミュージカルでデビューし「ミュージカル界のプリンス」と呼ばれるほど人気を集めた山崎だが、その後はドラマ、映画、声優、ラジオ、MC、バラエティなど幅広く活躍中だ。山崎は「これからもいろんなチャレンジを続けていきたいと思います。大きな励みをいただきました。ありがとうございます」と感謝を述べた。

そんな山崎は「最大のチャレンジ」について聞かれると、16歳で挑戦したアメリカ留学を挙げた。「田舎町で生徒が2000人いるなかで僕だけがアジア人で、そのなかで本当にいろいろな経験があって。辛いこともとても多くて、差別もあって怖い目にもたくさん遭って」と回顧。このまるでアウェーのような状況で、山崎はある行動に出たという。「どうにか環境を変えたくて、学校で行われたダンスパーティーにひとりで参加しました。3か月ぐらいひとりぼっちでいたんですが、思い切って決意してひとりで踊ったことがきっかけで留学生活が一気に変わりました」と事態は急転、「僕にとっては一歩踏み出す勇気を留学時代に経験したことが、今の自分を作っている原点です」と明かした。

そして今後のチャレンジについては「海外のミュージカルのヒット作が日本でたくさん上演されていますが、(これからは)日本オリジナルの日本で生まれた作品が世界に出るような…そういう作品づくりにこだわってやっていきたい」と決意表明した。

その山崎にとって「スーツは相手への敬意」だという。年齢を重ねるごとにしっくりくるようになったそうで「姿勢が良くなるので、スーツを着ると自分が一番きれいな姿勢でいられるのもひとつのポイントです」とコメント。また腕時計は「スーツも多いけどカジュアルな格好もするので、どちらにも合う時計が好み」で色は黒が好きとのこと。「30歳になるときに20代にずっと憧れてきた時計を買った」というが、それは「20代に闘ってきた証であり、30代への決意」という意味があるそうだ。



授賞式には「スポーツ部門」に選ばれた東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手(22)らが登場。見慣れたユニフォーム姿ではなく、自身が好きな色だというグリーンのスーツ姿が新鮮だ。今年大活躍した村上選手は「これからスーツを着る機会がたくさんあると思うので、カッコいいスーツを身に着けて、たくさんテレビに出たりしていきたいです」と述べた。またチャレンジ哲学を聞かれると「チャレンジするにあたって目標がすごく大事。目標は高ければ高いほど僕はいいと思っています。自分に期待しなくなったら終わりですし、自分ができないと思ったらできないものだと思うので、高い目標を持ってそこに挑戦するのが一番かなと思っています」と回答した。トークショーゲストとして出演したお笑いコンビ「和牛」の水田信二が「年間で体重を維持するのが目標」と口にすると、村上選手が「高い目標を持って欲しいなと思います」と笑わせた。スーツ姿で漫才することが多い和牛は、昨年の授賞式ではインスタグラムでの生配信を担当したが、今年は授賞式のステージに上がりステップアップ。川西賢志郎は「(この流れに乗って)来年、我々受賞だと思うんですよ」と期待していた。



今年で5回目となる「SUITS OF THE YEAR」は「NIKKEI STYLE Men’s Fashion」と「MEN’S EX」が共催するアワード。「ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ」人達を表彰する。今年は他に「ビジネス部門」でAGC株式会社 代表取締役兼社長執行役員CEO・平井良典氏、公益社団法人日本プロサッカーリーグ チェアマン・野々村芳和氏、「イノベーション部門」でシナモンAI 代表取締役Co-CEO・平野未来氏が受賞した。授賞式のMCはフリーアナウンサーの枡田絵理奈が務めた。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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