Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】強靭な腹筋? 子を腹にのせたナマケモノの姿勢に注目集まる(シンガポール)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年1月10日 18時0分

シンガポール動物園で昨年9月18日、フタユビナマケモノの“インディゴ(Indigo)”が赤ちゃんを出産した。インディゴにとっては初めての出産で、子育ての様子は同園を運営管理する「マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(Mandai Wildlife Reserve)」のSNSにたびたび投稿され注目されてきた。

そんな親子がまったりとくつろぐ様子を捉えた動画が昨年11月、中国版TikTok「抖音」に投稿されて話題となり、今月になって『Fox News』などが伝えて拡散している。

動画は来園客のユー・ジフェンさん(Yu Jifeng)が撮影したもので、2本の後ろ足だけで木を掴み、仰向けで体を支えるインディゴと、そのお腹の上で手を広げ、うつ伏せになる赤ちゃんが見て取れる。

ユーさんによると、赤ちゃんはスヤスヤと眠っていたそうだが、人々は後ろ足だけで上手くバランスを取っているインディゴの姿勢に注目、次のようなコメントが寄せられた。

「これは不可能!」
「母親は寝てるよね? 寝ながらエクササイズしているの?」
「目を開いているようにも見えるけど。」
「腹筋の力が半端ない。」
「ナマケモノは怠け者。木にハグするだけで何もしていないのさ。」
「夢を見ながら落下したらどうなるのだろう?」
「カンフーの練習をしてるのよね?」
「フォースの力を感じる。」
「上半身は寝ていて、下半身だけ仕事中ってことだよ。」
「これはすごい!」

ところがその一方で「近くに木の枝があって体を支えているのではないかしら?」「アングルによる目の錯覚」といった意見もあがり、SNSは大いに盛り上がった。

ちなみにフタユビナマケモノという名は、前足の爪が2本あることから付けられたそうで、後ろ足の爪は3本あり、爪は木から落ちないように長くフック状になっている。食事や睡眠、交尾、出産も全て樹上で行い、1週間~10日に1度だけ木から降りて排泄をするという。

インディゴが同園で食べているのはホウレンソウやニンジンなどの野菜だが、一日の15時間以上は寝て過ごし、変温動物であるために少ない餌でも生きていけるという。また赤ちゃんは誕生から数か月は母親のお腹にしがみついて育つようで、同園ではまだしばらくの間、親子が寄り添う姿を見ることができそうだ。



なおインディゴは2020年8月に台湾動物園からやって来た個体で、同園の熱帯雨林「フラジャイル・フォレスト(Fragile Forest)」に10年前からいる同種の“バニー(Bunny)”が赤ちゃんの父だという。



画像は『Fox News 2023年1月5日付「Sloth strikes impressive pose as its baby snoozes on its belly」』『Mandai Wildlife Reserve 2022年10月4日付Instagram「Bb watch alert!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

この記事の関連ニュース