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【海外発!Breaking News】劣悪な環境で育った犬、保護され笑顔が止まらない!(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年2月13日 21時0分

劣悪な環境で育ち、深刻な健康問題を抱えていたメス犬“スマイル(Smile)”が先月、アメリカの動物保護団体に保護された。“スマイル”の名の由来は“笑顔が止まらない”からで、たっぷりの愛情を受け少しずつ元気を取り戻しているという。動物専門ネットメディア『The Dodo』が伝えている。

先月上旬、アメリカの国境に位置するメキシコ最北端の都市、ティファナのゴミ屋敷から、23匹の飼い犬が保護された。これは米カリフォルニア州の非営利団体「アト・チュー・ファウンデーション(At-Choo Foundation)」の支援によって実現したもので、犬のほとんどがダニによって引き起こされる皮膚疾患「疥癬症」を患い、酷い痒みや発疹に苦しんでいた。

同団体によると、飼い主には善意があったそうだが、次々と増える犬の飼育ができなくなって不衛生な環境のまま放置、保護当時は2匹が妊娠していたという。

こうして同団体はその後、SNSで23匹の犬たちを引き取ってくれる個人や動物シェルターなどの募集を開始、ミネソタ州の動物保護団体「ノー・ドッグ・レフト・ビハインド(No Dog Left Behind、以下NDLB)」が、メス犬、“スマイル”の一時的なケアを引き受けた。

NDLBの運用管理を行っているステファニー・イーズリーさん(Stephanie Easley)は、「SNSの写真を見て一目惚れしたの!」と明かし、“スマイル”について次のように語った。

「写真で見た“スマイル”の目には希望が溢れていてね。『この子は私たちのところに来る運命だ』と思ったの。」

「そうして“スマイル”がやって来たのは1月下旬で、幸いなことに疥癬症は体の一部だけだった。ただ脱毛が見られ、他にもダニが媒介する感染症を発症していたの。」



「獣医には当初、『妊娠していて、2週間以内に出産するだろう』と言われていたけど、あの子のお腹は小さくて妊娠している様子は全く見られなかった。これは本当に悲しいことだけど、私たちは『赤ちゃんが死んで、吸収されてしまった』と考えているの。長い間ストレスに晒されてきたことや感染症、栄養失調、飼育放棄などが原因でね。」



なお“スマイル”は最初こそ怯え、手を噛むなどの行動が見られたものの、NDLBのスタッフの誰もがその笑顔に惹きつけられた。現在はステファニーさんが自宅でケアを続けており、絶えず笑顔を見せる“スマイル”に癒される毎日だという。



ステファニーさんは「“スマイル”は特別な犬なの」と明かすと、現在の様子についてこのように述べた。

「あの子はまだ完全に回復しておらず、体の痛みも酷いはず。でも保護されたことを感謝し、私たちのことを心から信頼して笑顔を見せてくれるの。そんな“スマイル”の目を見ると、『私は今、とても幸せなの』と言っているのが分かるの。あんなに愛が溢れる目を持つ犬は、これまで見たことがないわ!」



なおステファニーさんは、“スマイル”の写真や動画をSNSに多数投稿、ファンは確実に増えているという。また「是非里親になりたい」との申し込みが殺到しているそうで、健康が回復次第、新しい家族のもとへ旅立つ予定という。



「スマイルが笑顔と愛情溢れる目をずっと持ち続けることができるような、そんな家族が見つかることを願っているわ」と語るステファニーさん。NDLBは先月保護された23匹のうち、スマイル以外の11匹の犬たちも引き受ける予定だそうで、ステファニーさんは「より多くの犬を助けたい。そしてより多くの人に活動を支援してもらえれば…」と述べている。



画像は『No Dog Left Behind - Minnesota Canine Rescue 2023年1月25日付Facebook「Her first day in rescue!」「The home she was rescued from.」「Smile loves herself a big warm bed!」「Smile and her amazing foster momma!」「Lil smile」、2023年1月29日付Facebook「We received the best news!!」』『The Dodo 2023年2月11日付「Tiny Dog Can’t Stop Smiling At Everybody After Being Rescued」(NO DOG LEFT BEHIND)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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