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【海外発!Breaking News】仲間にいじめられていた4本脚の鶏 農場オーナーがSNSで引き取り先を探すことに(豪)

TechinsightJapan 2023年4月8日 5時0分

オーストラリアのある農場で、少し前に4本脚の鶏が誕生した。この鶏は先天的な異常である多肢症を持っており、2本の余分な脚が生えているため他の鶏にいじめられていた。そんな鶏に新しい環境を作るため、農場のオーナーはFacebookでこの鶏の引き取り先を探したという。豪ニュースサイト『9News』などが伝えている。

豪クイーンズランド州の北部カイリにある農場のオーナー、ジェス・リーミングさん(Jess Leeming)は、複数の鶏を飼育しているが、その中の1羽の引き取り手を探していた。この鶏は生まれつき4本の脚を持ち、多肢症と呼ばれる先天的な異常を抱えていた。多肢症の原因は明らかになっていないが、遺伝子や染色体などの遺伝的要因や環境毒素に晒されたことが要因として考えられている。

この鶏は脚が4本あること以外は他の鶏たちとほとんど変わらないが、奇妙な見た目のせいか、他の仲間からクチバシでつつかれていた。ジェスさんは「鶏は何か変わったものや新しいものがあると、それをつつく傾向があります」と話し、仲間につつかれてしまう原因を推測していた。

いじめられ続ける鶏の姿を見て心を痛めたジェスさんは、新しい居場所を見つけるためSNSの力を借りることにした。ジェスさんはFacebookでこのように綴っている。

「4本の脚を持つ若い鶏を飼っています。この子を引き取って愛情を込めて世話をしてくれる方はいませんか? この子は仲間に背骨をつつかれてケガをしており、このようなことに詳しい人に引き取ってもらわなければ長くは生きられないと思います。」

4本脚の鶏は特別なケアを必要とするため、新しい飼い主が見つかるか定かではなかったが、地元の野生動物保護員であるオリーヴ・ニーダムさん(Olive Needham)が引き取り先として名乗り出てくれた。オリーヴさんはこの鶏の状態を見て「手術が必要になるかもしれない」と考えているという。

ちなみに鶏の多肢症は過去にも報告があり、2020年には中国でお尻から2本の脚が生えた鶏の姿を捉えた動画が話題を呼んでいた。また鶏に限らず他の生き物でも多肢症が確認されており、2021年2月にはアメリカで6本脚と2本の尻尾を持って生まれた子犬が、母犬に育児放棄されてしまったというケースに注目が集まっていた。

画像は『LatestLY 2023年4月4日付「Rare Four-Legged Chicken Born at Australian Farm, Shifted To New Home After Getting ‘Bullied’ by Other Birds」(Representational Image; Photo Credit: Pixabay)』『9News 2023年4月4日付「This chicken has four legs. Queensland owner says bird ‘bullied’ by others」(Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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