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【海外発!Breaking News】歩道で赤ちゃん誕生、出産直後の映像に物議「母親は薬物中毒者か」(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年4月13日 5時0分

アメリカを拠点に活動するフリーランスのジャーナリストが日本時間9日、SNSに出産直後の女性の様子を捉えた動画を投稿したところ大きな反響があった。撮影されたのはカリフォルニア州サンフランシスコで、女性は歩道で出産していた。サンフランシスコのニュースメディア『The San Francisco Standard』などが伝えている。

動画を投稿したのはアリスレイ・ティ・パチェコさん(Arisley T Pacheco)で、「サンフランシスコの中心であるユニオン・スクエアから徒歩2分の距離にある、ギアリー・ストリート・900ブロック(Geary Street 900 block)で起きたこと」と説明している。

動画では、ズボンを太腿まで下ろした女性がコンクリートの歩道に横になっており、足元には生まれたばかりの赤ちゃんが泣いているのが見て取れる。赤ちゃんには白いタオルがかけられているものの、血が付いたコンクリートの上に直に寝かされており、そばでは携帯電話を持った男性が跪き、親子を見守っているようにも見える。

女性は泣いているようで、そばにいる男性に何かを訴えているが、男性は「君は大丈夫だよ。とにかくリラックスして…。今、救急車が来るから」と声をかけている。



しかし赤ちゃんが気になって仕方がない様子の女性は起き上がろうとし、男性に「動かないで! リラックスして」と言われている。それでも女性は我が子を抱きしめたかったのだろう。なんとか体を起こすと、赤ちゃんをタオルでくるんで抱き上げた。

アリスレイさんはこの動画をEメールで受け取ったそうで、SNSでこう明かしていた。

「出産を目撃し、動画を撮影した人物によると、女性はその日の午後、“クラック”を吸引し続け、その後歩道で出産したのだ。」

クラックとはコカインを不正に加工した高純度の薬物で、依存性が強く危険とされている。アリスレイさんは「薬物には手を出さないことだ。薬物使用の現実は非常に厳しく、この動画は強烈なインパクトがある」と記し、「『私たちの社会にとって薬物がいかに破壊的であるか』ということを見せる必要がある」と続けた。

なおサンフランシスコ消防署は現地時間9日、「市内で6日、女性が公衆の面前で赤ちゃんを出産した。“公衆の面前”というのは、歩道のように一般の人々が目にすることができる場所だ」と声明を発表、親子ともに容体が安定した状態で病院に運ばれたことを明かした。しかしながら同署は、電子化した医療情報に関するプライバシー保護やセキュリティの確保について定めた「HIPAA法」に基づき、女性が出産した場所、時間などの詳細については明らかにしていない。またこの動画の女性が、同署が搬送した人物と同じであるかどうかも明言を避けている。

しかしこの動画には「あまりにも衝撃的」といった声を中心に、次のようなコメントが寄せられた。

「この子は産まれた時から薬物中毒だろうね。悲惨なことだ。」
「胸が痛む。子を持つ親であれば、これがいかに間違ったことであるか、よく分かるだろう。母親が薬物を愛するのと同じくらい、この子を愛してくれる人が現れることを願う。」
「トラウマになるような誕生だ。」
「この女性は母親になる資格なし。」
「赤ちゃんが母親から引き離されることを祈っているよ。サンフランシスコは今のアメリカの象徴。壊れているんだ。」
「市の中心から離れていない場所に薬物中毒者がウロウロしているなんて。闇が深いよ。」
「あの地区はホームレスがたむろしていて危険。市の対策が追いついていない。」
「病んでいる。アメリカは大丈夫なのか?」
「赤ちゃんをコンクリートの汚い歩道に直に置き、撮影に夢中になっている男性が許せない。」
「この赤ちゃんのために祈るわ。母親が薬物中毒なのは最悪。でもあんな状態でも赤ちゃんを抱き上げている。これを機に、薬物を断って!」

ちなみに先月にはブラジルで、34歳の女性がエレベーターの中で出産、監視カメラが捉えた当時の動画が拡散して話題となった。

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画像は『The San Francisco Standard 2023年4月9日付「A Baby Was Born in ‘Public View’ in San Francisco, Authorities Say」(Benjamin Fanjoy/The Standard)』『Arisley T Pacheco 2023年4月9日付Instagram「NEWS & Education ONLY」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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