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【イタすぎるセレブ達】故エリザベス女王、ウィリアム皇太子のアフガニスタン派遣を希望していたことが明らかに

TechinsightJapan 2023年4月12日 9時54分

生前のエリザベス女王が、ウィリアム王子(当時)とヘンリー王子にアフガニスタンの戦場へ赴くことを希望していたことが明らかになった。元英陸軍大将が女王との私的謁見を回想し、王位継承者のウィリアム王子を戦場に送るには危険すぎるが、“スペア”であるヘンリー王子へのリスクは許容範囲であると女王が判断したことを明かした。

英王室の新たなドキュメンタリー番組『The Real Crown: Inside the House of Windsor』が、英ITVによる動画配信サービスITVXで英時間4月20日に配信開始される。

これに先立ち、英ニュースメディア『The Sun』『Daily Mail Online』などが番組の一部内容を紹介した。その中で、元英陸軍大将のマイク・ジャクソン卿が王室の厳格なプロトコルを破り、生前のエリザベス女王との私的な謁見の詳細を公にしているという。

2001年にアフガニスタン紛争が発生した時、ジャクソン卿は生前のエリザベス女王と個人的な謁見を行い、ウィリアム王子(以下、当時)とヘンリー王子を戦場に派遣するかについて話し合った。

ジャクソン卿は女王との会合について「その場で起こったことや発言は、そこにいた2人だけの問題です。そして今、私はその時の詳細を暴露してはいけないという規則を破ります」と告白した後、女王が話した内容を暴露したのだ。

「女王はとても明確でした。彼女は『私の孫達は、英陸軍の兵士として従事することに同意しています。だから彼らは、その任務を果たさなければならないのです』と言いました。」

この時、女王は2人の孫を戦場に派遣してタリバンと戦うことを希望したものの、王位継承者のウィリアム王子と“スペア”であるヘンリー王子に対して、異なる決断を下したとジャクソン卿は述べている。

「しかし女王は、王位継承者であるウィリアムにはリスクが高すぎると判断しました。しかし彼の弟(ヘンリー王子)については、そのリスクは許容範囲だったのです。」

さらに当時、MI6(英国情報局秘密情報部)のトップであったジョン・スカーレット卿によると、女王は孫達を派遣するかの決断をするにあたって多くの考えを巡らせていたという。

スカーレット卿は「女王はアフガニスタン紛争に関する機密情報にアクセスできるため、長い間にわたって誰よりも並外れた量の情報を持っていた」と明かし、このように続けた。

「ウィリアムは(戦場に)とても行きたがっていました。女王はとても慎重であり、完全に信頼できる方でした。(戦争に関して)細部に至るまで、完全に把握していたのです。当時の私は『女王陛下は我々よりも詳しいんだ』と思ったことを覚えています。」

ウィリアム王子は2005年にセント・アンドリューズ大学を卒業した後、サンドハースト王立陸軍士官学校で44週間の訓練課程を修了し、2006年12月に陸軍士官に任命された。その後、近衛騎兵隊「ブルーズ・アンド・ロイヤルズ」に少尉として所属し、1年後には中尉に昇格した。陸軍での任務終了後、2008年には英空軍と英海軍の所属となった。

ヘンリー王子は10年間英陸軍に従事し、大尉の階級まで昇進。2007年~2008年、2012年~2013年の二度にわたり、アフガニスタンの最前線に派遣された。

2人の父チャールズ国王は戦場に派遣されなかったが、ヘンリー王子と同様に“スペア”である国王の弟アンドルー王子は1982年のフォークランド紛争に赴き、ヘリコプターのパイロットとして任務に就いた経験がある。

画像は『The Royal Family 2017年6月16日付Instagram「The Queen and The Duke of Cambridge are visiting the Westway Sports Centre in London following the fire at Grenfell Tower.」、2016年11月13日付Instagram「The Duke of Cambridge, Prince Harry and @hrhthedukeofyork at today’s Remembrance Sunday service.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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