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【イタすぎるセレブ達】アリアナ・グランデ、自身の容姿批判をする人々へ強烈なメッセージ 過去の自分は「最も不健康、人生のどん底だった」

TechinsightJapan 2023年4月13日 15時0分

米歌手アリアナ・グランデ(29)が自撮り動画を公開し、自身の体型を批判する人々へ強烈なメッセージを放った。SNSでは、アリアナの顔や体型が時間の経過とともに変化していると指摘するコメントが続出していた。アリアナは過去の自分の体について「最も不健康で、人生のどん底だった」と明かし、「誰がどんな経験を乗り越えているなんて、分からないものよ」と告白。ファンに向けて「お互いに、そして自分自身にも優しくしてほしい」と呼びかけた。

アリアナ・グランデが現地時間11日に自身のTikTokで、他人の容姿を批判する“ボディシェイマー”に対するメッセージ動画を披露した。

アリアナはここ数週間にわたり、人気ブロードウェイミュージカル『ウィキッド』の実写映画版の撮影のため、英ロンドンに滞在中だ。公開した動画では、淡いピンクのタンクトップの上にグレーのパーカーを羽織るアリアナが、レースのカーテンを引いた窓をバックに立っている。アリアナは髪をバックでまとめて黒いヘアバンドをつけ、顔にはメーキャップを施している。

映像が始まると、アリアナが「こんなことは滅多にしないし、好きじゃない。苦手なのよ。だけど、みんなが私の体を心配していることに声をあげ、体を見られることや、こんなに注目されることの意味について少し話したかった」と説明した。



そして「健康的で美しく見える方法は、色々あるわ。個人的に言うと、今みんなが比較している過去の私の体は、私の中で最も不健康なものだったのよ」と続けた。

こう語ったアリアナは、過去に抗うつ剤を大量に服用したり、飲酒や乱れた食生活を送っていたことを告白。ファンにとってはあの頃の方が今よりも健康的な体に見えたとしても、実際には不健康で人生のどん底にいたと話したのだ。



そして「何があっても、他人の体についてコメントする時は、もっと優しく、気を配るようにするべきだと思う。善意で言ったつもりでも、健康的や不健康か、太っているか痩せているか、セクシーかそうでないか、といったことには触れないように努力すべきだと思う」と指摘。コメントする際には、褒め言葉に焦点を当てるか、気に入らない身体的特徴については無視することも学ぶべきだと提案した。

この後には、自身の体型について「説明する必要はない」と言うも、「自身の弱さをさらけ出すことで、何か良いことが生まれるかもしれない」と希望を述べ、「“健康”というのは、人それぞれなのよ」と加えた。

アリアナは2017年5月、英国のマンチェスター・アリーナでコンサートを開催したが、ショーの終了後に会場のエントランス付近で自爆テロが発生し、22名の死者と多数の負傷者が出た。アリアナはその後、悲惨なテロ事件によって命を失った犠牲者や負傷者に対して胸を痛めたことからPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、「心に負った傷は一生消えることはないでしょう」と語っていた。

今回の動画でアリアナは、「誰がどんな経験を乗り越えているかなんて、分からないものよ」と言うと、ファンに向けて「たとえあなたが愛情や思いやりからそうしたとしても、相手はすでにそのことに取り組んでいたり、サポートシステムに参加中であるかもしれない。周りからは分からないから、お互いに、そして自分自身に優しくしてほしい」と語りかけた。

そして最後に「今はまつげもそのままで、アイラインも引いてないのよ」と軽やかに言うと、「これが私の顔で、私の目なのよ。どうか、びっくりしないでね」とジョークを飛ばし、こう締め括った。

「私は、あなた達がどんな経験を乗り越えようが、美しいと思っているのよ。体重がどうとか、最近どんなメイクが好きだとか、美容整形をしたかしてないとか、そんなことは関係ないわ。私はただ単に、あなた達は綺麗だと思ってる。私はそんな気持ちを少しだけ共有したかったのよ。」



画像1~3枚目は『Ariana Grande 2022年3月21日付Instagram「chapter two out now」、2023年3月26日付Instagram「up to (no) good」、2021年12月13日付Instagram」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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