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【イタすぎるセレブ達】チャールズ国王、故エリザベス女王の専属ドレッサーに新居を提供

TechinsightJapan 2023年5月1日 14時35分

チャールズ国王が、故エリザベス女王の専属ドレッサーだったアンジェラ・ケリー氏に新居を贈ったことが明らかになった。生前の女王はアンジェラ氏に生涯の住居を提供する約束をしており、女王が崩御後もウィンザーの地所内で生活していた。しかしその数か月後には住居を引き渡すように伝えられていたため、国王が女王の遺志を引き継いで新居を用意したという。

チャールズ国王(74)が亡き母エリザベス女王の遺志を引き継ぎ、20年以上にわたり女王の専属ドレッサーを務めたアンジェラ・ケリー氏(65)のために新居を購入した。

生前の女王は長年自身に仕えたアンジェラ氏に対して、生涯にわたり住居を提供することを約束していた。同氏は女王が昨年9月に崩御した後も英ウィンザーの地所内にあるコテージに留まっていたが、数か月後にはコテージを引き渡すように伝えられたという。



アンジェラ氏は現地時間4月21日、ウィンザーの自宅から引っ越すことになったことを自身のInstagramで報告。投稿では、自宅庭の写真を公開し「お別れの準備中です。私はようやく『マイホーム』と呼べることができる新居に引っ越すことになりました」と記していた。

そしてアンジェラ氏は友人からのコメントに対し「私はシェフィールドのさらに先にある、ピークディストリクトに引っ越すのよ。職場の電話は繋がらないけど、ここで連絡してくれたら嬉しい。新たな冒険が楽しみよ」と返信していた。

すると英メディア『Mail On Sunday』が現地時間4月29日、アンジェラ氏の新居はチャールズ国王から贈られた物件であることを報じたのだ。国王は、母とアンジェラ氏との間で交わされた約束を引き継ぎ、彼女に生涯にわたる住居を提供したようだ。

王室に近い情報筋によると、アンジェラ氏の引っ越し先は英ヨークシャー州のギーズリー近郊にある物件だという。国王が購入したとみられており、同氏の他界後には王室に返還されることになる。ギーズリーは、アンジェラ氏が引っ越し先だと述べたピークディストリクトから車で1時間ほどの場所にある。

同メディアは、アンジェラ氏が4月29日早朝にウィンザーの自宅を出る姿を掲載していた。サングラスをかけたまま車に乗り、硬い表情で運転する様子が捉えられている。

ある関係者は同メディアの取材に応じ「アンジェラは誰にでも好かれるタイプではありません。それでも国王は、彼女がホームレスになるのを見たくはなかったのです。私が思うに、国王はただ単に彼女の隣人にはなりたくなかったのでしょう」と明かした。

また別の王室関係者は「国王が冷酷だという話は、全て的外れなものです。陛下はどんな人であれ、住む場所を失わせたくなかった。特にそれが忠誠心の強い人であれば尚更です」と説明している。

アンジェラ氏がエリザベス女王と出会ったのは1992年で、駐ドイツ英国大使クリストファー・マラビー卿の家政婦として働いていた頃だった。女王と対面した数か月後に電話があり、パーソナルドレッサーとしての仕事依頼を受けたのが始まりだった。

それ以来何十年にもわたり、女王の専属ドレッサーとして特徴的な衣装のデザインと制作、調達、スタイリングなど多くの役割を担ってきた。女王から大変慕われ、王室での役割についての本を出版する許可も与えられた。

その一方、気性が激しいことから“AK-47(旧ソ連軍の自動小銃)”の別名で呼ばれ、王室上級メンバーや王室職員と対立することもしばしばあった。

ヘンリー王子は、婚約者メーガン・マークル(当時)がロイヤルウェディングで着用する予定のティアラをめぐって、アンジェラ氏に怒鳴りつけたというエピソードは有名だ。当時、アンジェラ氏は急な仕事があったため、バッキンガム宮殿にティアラを届けることができなかった。すると王子は「メーガンの欲しいものは、すべて手に入れるんだ!」と激怒したという。

画像は『Clarence House 2022年6月30日付Instagram「On his second day in Holyrood」』『The Royal Family 2023年4月21日付Instagram「Today we remember the incredible life and legacy of Her Majesty Queen Elizabeth II」』『Agenthighheels 2019年1月29日付Instagram「2019 is going to be quite a year!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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