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【海外発!Breaking News】車の助手席で赤ちゃん誕生! 出産を介助した保安官のボディカメラが感動の瞬間を捉えた(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年5月5日 5時0分

米フロリダ州ヒルズボロ郡の保安官が先月30日、車の中で産気づいた妊婦の分娩を介助し元気な女児が誕生した。小さな命の誕生の瞬間は保安官のボディカメラが捉えており、SNSに投稿されて感動を届けている。フロリダ州タンパのネットメディア『WTSP.com』などが伝えた。

フロリダ州ヒルズボロ郡保安官事務所の首席副保安官であるダニエル・“レッド”・ジョーンズさん(Daniel “Red” Jones)は先月30日の午後5時半頃、州道60号線を走行中、路肩に車を停めてパニックに陥っていた男性に呼び止められた。

「赤ちゃんが産まれそうなんだ。妻を助けてくれないか!」

男性は助手席で産気づいた女性の夫ルイス・ロペスさん(Luis Lopez)で、ダニエルさんはすぐに同郡消防隊に連絡し、臨月だった女性のそばに寄り添った。

当時のボディカメラの映像では、腰回りにブランケットをかけた女性が助手席に横になっているのが見て取れ、ゴム手袋をはめたダニエルさんが「もう産む準備はできているね! 僕を見て! そして深く息を吸って…。深呼吸だよ。ママ!」と声をかけている。

ダニエルさんはその後、女性が破水したことを確認し、手を握りながら「赤ちゃん出てきそうになったら教えてくれよ!」と声をかけて励まし続けた。また女性の気を紛らわそうとしているのか「これは初産なの?」と質問、6人目であることを知ると「6人だって! ワオ! 君たち、もっといい趣味が必要だね」と冗談を飛ばして笑いを誘っていた。

その間も女性の陣痛の間隔はどんどん短くなっていき、ダニエルさんは「痛いだろうけど、頑張って呼吸を整えて! 何度も経験しているから、大丈夫…。身体を動かすと赤ちゃんが出てきてしまうから、このままここにいよう」などと声をかけ続けるが、しばらくすると女性は苦しそうにもがき始める。

そんな女性にダニエルさんは「分かるよ。分かる。でも力まないで! 力まないでよ!」と話しかけるも女性はさらに苦しみ出し、「赤ちゃんが降りてきているの…。もうすぐ産まれそうよ!」と叫んでいる。

そしてダニエルさんが「赤ちゃんが出てくるぞ」と言って女性を仰向けに寝かせた十数秒後、ダニエルさんは「出てきたよ。ママ!」と歓喜の声をあげ、赤ちゃんを両手で抱えて見せた。午後5時35分過ぎのことだった。



赤ちゃんは元気に産声をあげており、「オオオオオ! 可愛い小さな女の子だ!」と大興奮のダニエルさん。その後も「とても美しい泣き声だ! とても美しい泣き声だよ…ママ!」と女性に声をかけ、赤ちゃんの誕生を心から喜んでいるようだった。

親子はその後、救急車で地元の病院に搬送されて検査を受けたそうで、ルイスさんは後日、保安官や救急隊らの見事な仕事ぶりを称え、感謝の言葉を述べた。



ちなみにダニエルさんは2001年12月から同郡保安官事務所に勤務するベテランで、なんと今回が3度目の出産介助だったそうだ。「赤ちゃんの名前は“レッド(Red)”をお勧めするよ」と冗談で語っていたが、女児はレクセラ・ルイス・ロペスちゃん(Lexela Luis Lopez)と命名されたという。



なお今年3月には、ブラジルのエレベーター内で女性が出産、監視カメラの映像が拡散し話題になっていた。



画像は『Hillsborough County Sheriff’s Office 2023年5月2日付Facebook「OH BABY」』『Hannah Dineen WTSP 2023年5月3日付Twitter「I just hears from this baby girl’s father」』『New York Post 2023年5月3日付「Florida cop helped mother of six deliver baby in her car: ‘She’s ready to go’」(HCSO)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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