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【海外発!Breaking News】宿泊したホテルの部屋で耐え難い異臭、ベッドの下から遺体が見つかる(中国)

TechinsightJapan 2023年5月10日 13時32分

中国チベット自治区にあるホテルで先月21日、チェックインした男性が部屋に入ると強い異臭が鼻を突いた。男性は「自分の足の臭いかも」と思い一度はベッドで眠ってみたが、あまりにも臭いが強いためスタッフに訴えて部屋を変えてもらった。その後、男性がいた部屋のベッドの下から遺体が見つかり、男性は眠ることに恐怖を覚えるほどのトラウマを抱えてしまったという。イギリスの公共放送『BBC』などが伝えている。

不運な事件に巻き込まれたソンさん(Sun、37)が宿泊したのは、中国チベット自治区ラサ市にあるホテル「Guzang Shuhua Inn」だ。同ホテルは煌びやかな装飾品に満ちた美しいホテルで、カラフルで豪華な部屋はインスタ映えするとして人気を集めている。

ソンさんはホテルに到着して案内された部屋に入ると、強い異臭に思わず眉をしかめた。しかし疲れていたこともあり「自分の足が臭いのかも」と思い直して、ベッドで3時間ほど仮眠をとった。それから午後3時半に外出し、数時間後に部屋に戻ってきたソンさんは着替えをして夕食のために再び部屋を出た。この時点でも部屋には異臭が漂っていたが、下の階にあるパン屋のせいか、または暖房器具から吹き出る臭いのせいかと考えていた。そして夕食を終えて部屋に戻ると、臭いは耐え難いほどの強さになっており、ソンさんはスタッフに訴えて別の部屋へ移動することができた。

そしてその日の夜、部屋にいたソンさんのもとをスタッフが訪ね、下の階へ来てほしいと頼んだ。ソンさんがそこへ向かうと、地元の警察官が待っていたそうだ。警察官は「ソンさんが仮眠をとっていたベッドの下から遺体が発見された」と事実を告げ、ソンさんに事情聴取を行い、DNAサンプルを採取するためにソンさんを呼んだと話した。遺体は何らかの事件に巻き込まれて殺害されたそうで、事件に関与したと思われる容疑者の男は既に逮捕されているが、念のためにDNAサンプルを採取するだけだと警察官はソンさんに説明した。

まさか自分が寝ていたベッドの下から遺体が発見されるとは思わず、ソンさんは「今でも眠ることが恐ろしいですよ。何か音がするとすぐに目が覚めてしまって、よく眠れないんです。普段の生活や仕事にも影響しています」と話しており、相当のトラウマになってしまったようだ。今回の事件についてソンさんがホテルのレビューとして投稿したところ、先月28日に別の人がそのスクリーンショットをSNSに投稿したことで大いに注目を集めた。



当初、ホテル側は事実を認めず、ホテルが一時的に封鎖されたのは改装のためだと主張していた。しかし後日、容疑者の男が電車内で逮捕される様子を捉えた動画が中国のSNS「微博(Weibo)」で話題を呼び、警察は「チベットから中国北西部の蘭州へ向かう電車内で、ラサ市のホテル『Guzang Shuhua Inn』で発見された遺体に関連する事件の容疑者を逮捕した」と公表し、ソンさんのレビュー内容が事実であることが証明された。

今回のニュースには、人々から「宿泊先では眠る前に必ずベッドの下を確認しないと」「清掃員がちゃんと仕事をしていないことがよく分かるよ」「ずさんな管理だね」「ホラー小説か何かの話?」「これだから私は毎回ベッドの下を確認しているよ」などといったコメントが寄せられている。

ちなみに2021年5月には、天井から落ちる水滴で目覚めた女性が、上階で亡くなった人の血液と知りトラウマになってしまったというニュースが多くの人を震撼させていた。

画像は『New York Post 2023年5月2日付「Tibet hotel guest blames feet for horrible stench in room― but then discovers dead body under bed」(Guzang Shuhua Inn / Trip.com)』『爱玩的孙先生 2023年4月29日付微博「古藏殊华客栈,你这个为什么怎么打扫的!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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