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【海外発!Breaking News】エキゾチックアニマルに魅了された女性、移動式動物園を運営して愛するペットを公開(マレーシア)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年5月19日 15時31分

マレーシア在住のある女性は、幼い頃から動物が大好きで爬虫類などのエキゾチックアニマルに魅了されている。彼女は現在、ヘビ、イグアナ、サソリなど40匹以上を飼育しており、愛するペットたちを一般公開する移動式動物園を運営しているそうだ。これは「エキゾチックアニマルについて人々にもっと知ってほしい」という思いから始めたという。マレーシアのニュースメディア『SAYS』などが伝えた。

マレーシアのケダ州クリムに暮らすシャズリン・ハフィーシャさん(Syazlin Hafisya、22)は、幼い頃から爬虫類などのエキゾチックアニマルに興味を持ち、現在はヘビやイグアナ、ケープアラゲジリス、モモンガ、モルモット、サソリなど40匹以上を飼育している。

そんな彼女はまだ10代だった2016年に移動式ふれあい動物園をスタートし、自慢のペットたちを一般公開しているという。

シャズリンさんは動物たちへの思いをこのように語っている。

「ひとりっ子の私は昔から動物が大好きで、野生動物のドキュメンタリーをよく見ていました。それは幼い頃から動物を愛することを教えてくれた両親のおかげでもあるんです。現在飼育している動物は、すべて国内のペットショップから100~10000リンギット(約3000円~約30万円)で購入しました。そしてエキゾチックアニマルについて人々にもっと知ってほしいという思いから、移動式動物園を始めたのです。」



エキゾチックアニマルの飼育や展示を行うためにライセンスを取得し、現在は動物たちの世話と動物園の運営に専念しているシャズリンさん。そんな彼女は、エキゾチックアニマルを飼育する上での問題点として、マレーシアの暑い気候を挙げている。

動物たちのほとんどが外来種であるため暑さに弱く、常に温度や湿度をコントロールする必要があり、シャズリンさんは動物たちにとって快適な環境を作るためにさまざまな工夫をしているそうだ。

「たとえばチンチラは気温が26℃以下でないと弱ってしまうので、エアコンの効いた部屋で飼育しなければならないですし、カメレオンは呼吸器系の感染症を予防するために湿度を管理する必要があります。自宅ではすべての動物をケージや水槽で飼育し、盗難防止のための警報装置や防犯カメラを設置しています。長距離を移動すると動物にストレスがかかるので、今のところ移動式動物園はマレーシア北部のペラ州、ペナン州、ケダ州のみで開催しています。将来的には一般の人々が気軽に立ち寄れるようなミニ動物園を作りたいと考えています。」



そのように語ったシャズリンさんは動物たちの様子をTikTokに公開しており、エキゾチックアニマルの飼育を希望する人々に対して以下のようなアドバイスをしている。

「飼育ライセンスの取得はとても簡単で、購入した時のレシートとマイクロチップを野生動物保護局(PERHILITAN)に持参すれば5分ほどで発行されます。しかしエキゾチックアニマルに関する知識がないまま飼育を始めると、病気になったり、死んでしまったりすることがあります。この貴重な生き物たちを扱うために、まずは必要な知識と技術を身につけることが大切なのです。」



画像は『SAYS 2023年5月8日付「22-Year-Old Starts Her Own Mobile Petting Zoo To Educate The Public About Exotic Animals」(Image via Bernama (Facebook))』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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