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【海外発!Breaking News】クマの寝起き姿に「月曜日の朝ってこんな感じ」と爆笑(ウクライナ)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年5月19日 17時46分

ウクライナのクマの保護団体によるTikTok動画が注目を集めている。動画では、保護している1頭のクマが寝床から出てくる瞬間が捉えられており、とても眠そうな顔や寝癖のように毛並みが乱れたクマの様子が映っていた。そんなクマに、自身の寝起き姿と重ね合わせた人々から共感や笑いの声が寄せられている。動物情報メディア『The Dodo』などが伝えた。

話題を呼んでいるのは、クマの保護活動を行うウクライナの団体「ホワイト・ロック・ベア・シェルター(White Rock Bear Shelter)」に保護されている“チャダ(Chada、24)”だ。チャダはヒマラヤグマの絶滅危惧亜種で、自然界には約300頭しか残っていないとされている。

今月8日、同団体のTikTokアカウントに投稿された動画では、チャダが寝床から出てくる様子が映っている。柔らかそうな干し草が敷き詰められた寝床から顔を出したチャダは、寝起きのせいか瞼が重そうで、周囲を見渡しながら眩しそうに何度も瞬きをしている。



そして大きな体をゆっくりと起こしながら這い出てきたチャダの毛並みは、寝癖のように非常に乱れていた。完全に寝床から出てきたチャダは、眠そうな目つきで撮影者の方をじっと見つめており、まだ頭が覚醒しておらずぼんやりしている様子だ。その後、目を覚ますためだろうか、体を大きく震わせたところで動画は終わっている。

寝起きの悪すぎるチャダの姿は大勢の目に留まり、これまでに2300万回以上の再生回数を記録している。コメント欄には、「月曜日の朝ってこんな感じだよね」「私は毎日こんな感じだよ」「夕方4時くらいに昼寝をしちゃうとこうなる」「このクマの気持ちはよく分かるな」「あまりよく眠れなかったのかも」「飲み過ぎた翌日に起きた時みたい」など笑いの声やチャダへの共感を示すコメントが多数寄せられた。

そんなチャダだが、2019年7月に保護されるまでは、サーカスの劣悪な環境にいたという悲しい過去を持つ。ホワイト・ロック・ベア・シェルターによると、チャダの両親は中央アジアで捕獲された後、旧ソ連に持ち込まれてサーカスや動物園などで飼育されていた。1998年12月24日にチャダが誕生すると、ウクライナ国立サーカスは両親と同じように利用するため、幼いチャダをサーカスの巡業に連れ回したという。

長年チャダを見世物として使ってきたトレーナーは、サーカスでは使えなくなったチャダを個人でサーカス巡業を行っていた人物に売り、その後チャダはキーウ郊外の工業地帯で錆びた小さな檻に入れられ、7年間も閉じ込められていたところを保護された。一度は動物園で保護されたが、環境が十分ではなかったため、同団体のもとに運ばれてきた。長期にわたって劣悪な環境で過ごしてきたチャダは、視力が非常に悪く、歯はほとんどない状態だという。

ホワイト・ロック・ベア・シェルターのスタッフは「チャダは厳しい人生を歩んできましたが、常に生きようと闘い続けました。生きることを望む姿勢やチャダの性格から、チャダは私たちが保護するクマの中でスターとなったのです」と、チャダについてコメントを残した。

ちなみに先月にはアメリカで、庭で寛いでいた男性とクマがうっかり遭遇し、お互いにビックリして時が止まった瞬間を捉えた動画が大勢の人を笑わせていた。



画像は『WHITE ROCK bear shelter 2023年4月4日付Instagram「English in comments」』『Whiterockbearsanctuary 2023年5月8日付TikTok「Це я починаю робочий тиждень.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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