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【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子、NYパパラッチ追跡劇の写真提供を要求 写真エージェンシーは断固拒否「英王室の特権は米国では拒絶された」

TechinsightJapan 2023年5月21日 10時20分

ヘンリー王子とメーガン妃は、米ニューヨークでパパラッチの追跡を受けた際の写真を手渡すよう求めた。しかし写真エージェンシー「Backgrid」はこの要求を断固として拒否し、「英王室の特権は米国では大昔に拒絶された」と皮肉たっぷりの返答を伝えた。「Backgrid」はすでに、ニューヨークでの追跡時の写真や映像をフリーランスのカメラマン4人から受け取っているという。

ヘンリー王子とメーガン妃は、現地時間16日に米ニューヨークのマンハッタンにある「ジーグフェルド・ボールルーム」で開催された「ミズ・ファウンデーション・ウィメン・オブ・ヴィジョン・アワード(Ms. Foundation’s Woman of Vision Awards)」に出席した後、パパラッチからの執拗な追跡を受けた。

夫妻の広報担当者は、17日に声明を発表し「パパラッチに2時間以上追跡され、大惨事に近いカーチェイスに巻き込まれた」と述べていた。

さらにその後、ヘンリー王子夫妻はニューヨークで追跡された際にパパラッチが撮影した写真や映像を手渡すように要求したのだ。

米メディア『TMZ』が18日に報じたところによると、ヘンリー王子夫妻の弁護士がセレブの写真を扱う国際的大手ニュースエージェンシー「Backgrid」に書簡を送り、夫妻のセキュリティを強化するために追跡時の写真や映像が必要だと主張したという。

その文書には、「我々はBackgrid社に対し、昨夜夫妻がイベントを出た後、数時間にわたってフリーランスのカメラマンが撮影したすべての写真、ビデオ、フィルムのコピーを直ちに我々に提供するよう要求する」と記されていたそうだ。

同メディアによると、「Backgrid」は16日夜のニューヨークで撮影した写真と映像を4人のフリーランスのカメラマンから受け取ったと認めている。カメラマンのうち3人は車中から、2人は自転車から撮影したものだという。

しかし「Backgrid」は、パパラッチが撮影した写真をヘンリー王子夫妻に提供することを断固として拒否した。「Backgrid」の弁護士が送った書簡では、「ご存じだと思いますが、米国では財産はその所有者に帰属します。第三者は国王達がするように、簡単にそれらを提供するよう要求できないのです」と述べており、ヘンリー王子夫妻の弁護士に対し、王子と英王室に関する皮肉を綴ったのである。

「多分あなた方は、そちらのクライアント(ヘンリー王子)と向かい合って座り、このことを助言する必要があるかもしれません。それは国民が王室に自分の財産を手渡すという、彼の英国での王室特権のルールは、米国では大昔に拒絶されたということです。」

そして最後に「我々は、建国の父を愛します」と記されていた。かつて英国の植民地だった米国では、1775年にのちの初代大統領ジョージ・ワシントン率いる独立戦争が始まり、1776年に独立宣言をした。ワシントンを含む数十人の指導者達は「アメリカ合衆国建国の父」として知られている。

なおヘンリー王子夫妻の広報担当者が、声明で「大惨事に近いカーチェイスに巻き込まれた」と述べたことについて、関係者は異なる証言をしている。

当時、ニューヨーク市警察からヘンリー王子夫妻とドリアさんを乗せたタクシー運転手のソッカチャラ・シンさん(Sukhcharn Singh)は、米ニュース通信社『AP通信』の取材に対し「すべて大袈裟なものだと思います。あまり深読みしない方が良いですよ」と語っていた。

さらに後日、英TV番組のインタビューに応じた匿名のパパラッチは、「危険な運転をしたのは、夫妻の車だった」と主張していた。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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