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【海外発!Breaking News】自宅のリフォームをしていた男性、暖炉から90年以上前のメッセージボトルを発見(英)

TechinsightJapan 2023年7月8日 16時50分

イギリスで先月、自宅のリフォーム作業を行っていた男性が、暖炉の中からメッセージボトルを発見した。その中には、1931年に書かれた手書きのメモと1926年に発行された新聞記事が入っていた。この発見について男性の母親がFacebookの地元グループに投稿したところ、「100年近く眠っていたなんて信じられない」「なんて素敵な発見なの」といったコメントが寄せられた。イギリスの公共放送『BBC』などが伝えている。

英ウェールズ南西部ペンブルックシャーのソルヴァに住むダン・ダフォーンさん(Dan Dafforn、32)は6月1日、自宅のリフォーム作業中に暖炉の中からメッセージボトルを見つけた。

古いガラス瓶の中には2枚の紙が入っており、ひとつはこの家の歴史について書かれた手書きのメモ、そしてもうひとつは新聞記事の切り抜きだった。

ダンさんは発見当時のことをこう振り返っている。

「古い暖炉を壊していた時に壁の中から瓶の端が見えたので、幸いにも壊さずに取り出すことができました。最初はそれが何なのか分からず、もしかしたら宝の地図のようなメッセージが入っているのではないかと期待していたのです。」

「A history of Min y Mor」と記されたメモは1931年9月14日、ヘンリー・W・エヴァンス氏(Henry W Evans)によって書かれたもので、一緒に入っていた1926年7月10日付の新聞記事は彼自身について紹介されていた。

「長年瓶の中にあったせいか、2枚の紙は両方ともかなり湿っていたので取り出した後に乾燥させました。するとこのメッセージが、本当に特別なものであることが分かったのです。古い字体を見てとてもかっこいいと思ったし、甥っ子たちも大喜びでした。」

そしてダンさんの母親であるペニー・カルダーさん(Penny Calder)もまたこの発見に大興奮だったそうで、メッセージボトルの写真をFacebookの地元グループに投稿したところ、様々な情報が寄せられたと明かしている。

「とても魅力的なものに出会いました。この家の歴史が書かれたメモと、それを書いた人物を紹介する記事の両方を写真に撮ってFacebookに投稿したところ、コメント欄には『このメモを書いたヘンリー・エヴァンスは妻の祖父です。彼は(ペンブルックシャーの)ミドル・ミルに採石場を所有していて、3人の子供がいました』『私の叔母はヘンリーさんの家の向かいに住んでいて、娘のメーガンさん(Megan)とは親友同士でした』『彼が住んでいた家は昔、船乗り学校だったことを覚えています』など様々な情報が寄せられ、当時の様子が明らかになってきました。彼は天文学者でありながら独学で建築を学び、剥製師でもあったそうです。また、これらの保存方法についてアドバイスを求めたところ、酸性成分が入っていないティッシュペーパーに包んで密閉容器に入れておくようにと教えてもらいました。ダンはこのまま家に置いておきたいみたいなので、日差しで傷まないようにどのような額に入れるべきかアドバイスをもらいたいと思います。」

なおペニーさんの投稿には、他にも「素晴らしい! ダンさんもリフォームをする時に同じことをするべきだ」「100年近く前のメモがこんなにも綺麗な状態で残っているなんて驚き」「私の祖母が生まれた年のメモです。ずっとその場所にあったなんて信じられません」「家の中からタイムカプセルが出てくるなんて素敵ですね」といったコメントが寄せられている。

画像は『BBC 2023年6月30日付「Solva: Builder finds message in a bottle behind fireplace」(DAN DAFFORN)』『Penny Calder 2023年6月1日付Facebook「How exciting is this??」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

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