このほど米ノースカロライナ州の遊園地を訪れていた男性が、ジェットコースターの支柱に大きな亀裂を発見した。稼働中の様子を捉えた動画には、乗客たちがハイスピードで通過した際に支柱の亀裂が揺れ動く瞬間が捉えられており、「これほど大きな亀裂が見逃されることなんてある?」と疑問の声が多数寄せられている。現在このアトラクションは運休して調査が行われていると、米ニュースメディア『CNN』などが伝えた。
米ノースカロライナ州ヒッコリー市に住むジェレミー・ワグナーさん(Jeremy Wagner)は先月30日、同州シャーロット市にある遊園地「Carowinds Amusement Park」を訪れていた。自身の息子と娘、息子の友達、姪と一緒に楽しんでいたジェレミーさんは、ジェットコースターの支柱にあってはならない巨大な亀裂を発見した。
ジェレミーさんが撮影した写真からは、高所でジェットコースターのコースを支えている支柱に、斜めに深い亀裂が入っていることが確認できる。遊園地のスタッフはこの亀裂に気付いていないようで、ジェットコースターは稼働を続けていた。亀裂が入った支柱はちょうどカーブする部分で、遠心力による負荷が掛かりやすそうな箇所であることが分かる。ジェレミーさんは動画も撮影しており、乗客が勢いよく通過した際に、支柱が揺れてズレる瞬間が捉えられていた。
ジェレミーさんは「動画を撮ろうとした時には手が震えましたよ」と振り返っており、いつジェットコースターが崩壊してもおかしくない状況に恐怖を感じたという。ジェレミーさんは子どもたちのためにシーズンパスを購入したばかりだったそうで、ジェットコースターが大好きなジェレミーさんの14歳の娘はこの日、問題のアトラクションに8回も乗っていた。
「Fury 325」という名称のこのジェットコースターは、最高到達点325フィート(約99メートル)、最高時速95マイル(時速約153キロ)を誇るアトラクションで、3分25秒で1.25マイル(約2キロ)のコースを駆け巡る。公式サイトでは、北米にある“ギガ・コースター”というカテゴリーの中で最も高く、最速・最長のジェットコースターであることが紹介されている。
ジェレミーさんが撮影した動画を遊園地に送るとFury 325は直ちに運休となり、同園のメンテナンスチームによる徹底的な点検が行われた。また修理が完了するまで、同アトラクションを閉鎖することも公表された。同園は「安全は私たちの最優先事項であり、今回の作業におけるお客様のご理解、ご協力に感謝いたします。安全手順の一環として、適切な機能や構造的安全性を保つため、Fury 325を含むすべてのアトラクションの点検を毎日行っております」とコメントを発表した。なお今回の件では、ノースカロライナ州労働省の検査官も現地に赴き、詳細な調査を行っていると報道されている。
このニュースを見た人々からは、「支柱が揺れるなんて怖すぎる」「ヒビなんてレベルを超えているね」「毎日の点検でこんな大きな亀裂が見逃されることなんてあるの?」「この男性が亀裂に気付いてくれて本当に良かった」などといった声や、同園の安全対策に疑問の声が寄せられた。
ちなみに2021年7月には米ミシガン州で、移動式遊園地の絶叫マシンが稼働中に土台ごと大きく揺れ始め、通行人が必死に押さえる様子を捉えた映像が大きな話題を呼んでいた。
画像は『Metro 2023年7月3日付「Terrifying moment huge crack appears on rollercoaster as riders race past」(Picture: Carowinds/Facebook)』『Jeremy Wagner 2023年6月30日付Facebook「I HOPE THEY SHUT THIS RIDE DOWN AFTER I REPORTED THIS VIDEO AT GUEST SERVICES!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)
米ノースカロライナ州ヒッコリー市に住むジェレミー・ワグナーさん(Jeremy Wagner)は先月30日、同州シャーロット市にある遊園地「Carowinds Amusement Park」を訪れていた。自身の息子と娘、息子の友達、姪と一緒に楽しんでいたジェレミーさんは、ジェットコースターの支柱にあってはならない巨大な亀裂を発見した。
ジェレミーさんが撮影した写真からは、高所でジェットコースターのコースを支えている支柱に、斜めに深い亀裂が入っていることが確認できる。遊園地のスタッフはこの亀裂に気付いていないようで、ジェットコースターは稼働を続けていた。亀裂が入った支柱はちょうどカーブする部分で、遠心力による負荷が掛かりやすそうな箇所であることが分かる。ジェレミーさんは動画も撮影しており、乗客が勢いよく通過した際に、支柱が揺れてズレる瞬間が捉えられていた。
ジェレミーさんは「動画を撮ろうとした時には手が震えましたよ」と振り返っており、いつジェットコースターが崩壊してもおかしくない状況に恐怖を感じたという。ジェレミーさんは子どもたちのためにシーズンパスを購入したばかりだったそうで、ジェットコースターが大好きなジェレミーさんの14歳の娘はこの日、問題のアトラクションに8回も乗っていた。
「Fury 325」という名称のこのジェットコースターは、最高到達点325フィート(約99メートル)、最高時速95マイル(時速約153キロ)を誇るアトラクションで、3分25秒で1.25マイル(約2キロ)のコースを駆け巡る。公式サイトでは、北米にある“ギガ・コースター”というカテゴリーの中で最も高く、最速・最長のジェットコースターであることが紹介されている。
ジェレミーさんが撮影した動画を遊園地に送るとFury 325は直ちに運休となり、同園のメンテナンスチームによる徹底的な点検が行われた。また修理が完了するまで、同アトラクションを閉鎖することも公表された。同園は「安全は私たちの最優先事項であり、今回の作業におけるお客様のご理解、ご協力に感謝いたします。安全手順の一環として、適切な機能や構造的安全性を保つため、Fury 325を含むすべてのアトラクションの点検を毎日行っております」とコメントを発表した。なお今回の件では、ノースカロライナ州労働省の検査官も現地に赴き、詳細な調査を行っていると報道されている。
このニュースを見た人々からは、「支柱が揺れるなんて怖すぎる」「ヒビなんてレベルを超えているね」「毎日の点検でこんな大きな亀裂が見逃されることなんてあるの?」「この男性が亀裂に気付いてくれて本当に良かった」などといった声や、同園の安全対策に疑問の声が寄せられた。
ちなみに2021年7月には米ミシガン州で、移動式遊園地の絶叫マシンが稼働中に土台ごと大きく揺れ始め、通行人が必死に押さえる様子を捉えた映像が大きな話題を呼んでいた。
画像は『Metro 2023年7月3日付「Terrifying moment huge crack appears on rollercoaster as riders race past」(Picture: Carowinds/Facebook)』『Jeremy Wagner 2023年6月30日付Facebook「I HOPE THEY SHUT THIS RIDE DOWN AFTER I REPORTED THIS VIDEO AT GUEST SERVICES!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)