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【イタすぎるセレブ達】チャールズ国王、スコットランドで王冠を授与 戴冠の記念礼拝が開催される

TechinsightJapan 2023年7月6日 9時58分

チャールズ国王の戴冠を記念する特別礼拝が、スコットランドの首都エディンバラにある聖ジャイルズ大聖堂で執り行われた。国王はスコットランドの王冠を授与されたが、頭上に被せる儀式は行われなかった。この日、大聖堂の近くでは君主制に反対する人々がデモを行い、「我々の王ではない!」と叫ぶ声も聞こえた。

英スコットランドのエディンバラにある聖ジャイルズ大聖堂で現地時間5日、チャールズ国王の戴冠を記念する特別礼拝が執り行われた。

国王の戴冠式は5月6日にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われたが、今回の式典はチャールズ3世が正式にスコットランドの国家元首に就任したことを記念するものだ。

式典は同日午後1時15分、エディンバラ城の遊歩道で民衆によるパレードで始まった。行列には、あらゆる階層を反映するために選ばれた人々が参加した。

パレードは、スコットランド王立連隊の連隊マスコットであるシェトランドポニーの“クルアチャン4世”を先頭に、ロイヤル・スコッツ近衛竜騎兵連隊の4つの騎馬隊、ロバート・ゴードン連合士官候補生部隊、51旅団士官候補生軍楽隊が加わり、100名による一団が出発する様子を城の総督であるアラステア・ブルース少将が見守った。

その後、スコットランドのクラウン・ジュエル(戴冠宝器)を載せた車両がエディンバラ城を出発した。そしてチャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃が2台の車両に分かれて乗り、ホリールード宮殿を発った。



聖ジャイルズ大聖堂に繋がるロイヤル・マイルの沿道には多くの群衆が集まったが、大聖堂近くでは反王政デモの参加者達が「ノット・マイ・キング!(我々の王ではない)」と叫んだり、ブーイングをする声が聞こえていた。



クラウン・ジュエルが大聖堂に到着すると、用意されたテーブルに運ばれた。ゴールドとシルバーに宝石を配した王冠、王笏や剣などは15世紀から16世紀に作られたもので、スコットランド王室の最も重要な装身具だ。

そしてウィリアム皇太子夫妻とチャールズ国王夫妻が大聖堂に入場し、着席すると厳かな礼拝が始まった。

礼拝では、スコットランド王室の何世紀にもわたる伝統に加え、この日のために特別に作曲された音楽、ゲール語で歌われた詩篇、スコットランド語による新約聖書の一節などが使用された。

チャールズ国王には、スコットランドの栄誉である王冠と王笏、剣を捧げる儀式が行われたが、王冠は頭上に被せられなかった。

この後、スコットランド教会総会のサリー・フォスター・フルトン牧師が説教を行い、「両陛下は創造とともに語り、それらを提唱することを使命のひとつとしておられます。スコットランドの栄誉を授与するにあたり、私達はあなた方とともにその旅を歩むことを誓います」と締めくくった。



礼拝が終わると、チャールズ国王夫妻とウィリアム皇太子夫妻は大聖堂を出て、再び車両でホリールード宮殿へと戻った。

エディンバラの街中では、国王の戴冠を記念して21発の祝砲が鳴り響いた。しばらくしてチャールズ国王夫妻とウィリアム皇太子夫妻が宮殿前に現れると、英国空軍(RAF)のアクロバットチーム「レッドアローズ」がロイヤル・マイルの上空を飛行し、英国旗の色である赤・白・青の煙を出す“フライパスト”を披露した。

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画像は『The Royal Family 2023年7月5日付Instagram「The King and Queen, accompanied by The Duke and Duchess of Rothesay,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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