気まぐれな性格と言われる猫は、突然予期しない行動に出ることもあるようだ。このほどアメリカのある家庭で飼われている猫の動画が注目を集めている。猫は飼い主の腕を甘噛みしたのだが、その直後、自分がしたことを反省するかのようにバツが悪そうな表情を浮かべていた。アメリカを拠点とするペットに関する情報メディア『Parade Pets』などが伝えている。
米イリノイ州シカゴ在住のアカウント名「bean_posts」さんが6月27日、メスの猫“ビーン(Bean)”の動画をTikTokに投稿したところ、これまでに4900万回以上も視聴されるほど注目を集めている。動画には飼い主と思われる女性の腕に、突然抱きついて甘噛みするビーンの姿が映っていた。
いたずらっぽい表情を浮かべるビーンだったが、甘噛みされた女性が「何でこんなことするのよ?」と言った途端、ビーンの表情が大きく変化した。ビーンは「しまった」と言わんばかりの表情を浮かべ、静かに女性の腕から口を離した。
ビーンの耳は横にピンと張った「イカ耳」と言われる状態で、表情は凍りついたように呆然とし、まるで「自分が悪いことをした」と気づいているようだった。動画には「うっかりやってしまったことに自責の念を感じている」とキャプションが添えられており、投稿にはこのような声が寄せられた。
「この猫は『なぜ私はこんなことしちゃったの? どうしてなの?』って顔をしているね。」
「猫ってちょっと変なやつなんだよね。私はそれが大好きなんだ。」
「なんだか工場出荷時の設定に戻ったって感じの顔だね(笑)」
動画の最後では、なるべく女性の腕を見ないようにして気まずそうにその場を静かに離れていくビーンの姿があった。
なおペットの情報ウェブサイト『Daily Paws』によると、今回のビーンのような猫の突発的な行動は「ズーミー(Zoomies)」といい、猫にとっては正常な行動とされている。ズーミーは猫が余分に溜まったエネルギーを発散するための行動であり、特に子猫や若い猫に見られるそうだ。
また、アメリカを拠点に猫の行動学の公認コンサルタントとして活動するパム・ジョンソン=ベネット氏(Pam Johnson-Bennett)によると、「猫はもともと獲物を待ち伏せして捕食する動物で、狩りの際に短時間で大きなエネルギーを消費していたため、現在の室内飼いの猫はズーミーによってエネルギーを発散する」とのことだ。
ちなみに今回、SNSで注目を集めたビーンだが、生後1週間ほどの頃にゴミ箱の横でひとりぼっちでいるところを保護されたという。そんなビーンは優しい飼い主に恵まれ、今では幸せに過ごしているようだ。
画像は『bean_posts 2023年6月27日付TikTok「accidentally cursed with the burden of self-awareness」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
米イリノイ州シカゴ在住のアカウント名「bean_posts」さんが6月27日、メスの猫“ビーン(Bean)”の動画をTikTokに投稿したところ、これまでに4900万回以上も視聴されるほど注目を集めている。動画には飼い主と思われる女性の腕に、突然抱きついて甘噛みするビーンの姿が映っていた。
いたずらっぽい表情を浮かべるビーンだったが、甘噛みされた女性が「何でこんなことするのよ?」と言った途端、ビーンの表情が大きく変化した。ビーンは「しまった」と言わんばかりの表情を浮かべ、静かに女性の腕から口を離した。
ビーンの耳は横にピンと張った「イカ耳」と言われる状態で、表情は凍りついたように呆然とし、まるで「自分が悪いことをした」と気づいているようだった。動画には「うっかりやってしまったことに自責の念を感じている」とキャプションが添えられており、投稿にはこのような声が寄せられた。
「この猫は『なぜ私はこんなことしちゃったの? どうしてなの?』って顔をしているね。」
「猫ってちょっと変なやつなんだよね。私はそれが大好きなんだ。」
「なんだか工場出荷時の設定に戻ったって感じの顔だね(笑)」
動画の最後では、なるべく女性の腕を見ないようにして気まずそうにその場を静かに離れていくビーンの姿があった。
なおペットの情報ウェブサイト『Daily Paws』によると、今回のビーンのような猫の突発的な行動は「ズーミー(Zoomies)」といい、猫にとっては正常な行動とされている。ズーミーは猫が余分に溜まったエネルギーを発散するための行動であり、特に子猫や若い猫に見られるそうだ。
また、アメリカを拠点に猫の行動学の公認コンサルタントとして活動するパム・ジョンソン=ベネット氏(Pam Johnson-Bennett)によると、「猫はもともと獲物を待ち伏せして捕食する動物で、狩りの際に短時間で大きなエネルギーを消費していたため、現在の室内飼いの猫はズーミーによってエネルギーを発散する」とのことだ。
ちなみに今回、SNSで注目を集めたビーンだが、生後1週間ほどの頃にゴミ箱の横でひとりぼっちでいるところを保護されたという。そんなビーンは優しい飼い主に恵まれ、今では幸せに過ごしているようだ。
画像は『bean_posts 2023年6月27日付TikTok「accidentally cursed with the burden of self-awareness」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)